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環境

ECO JAPAN

オーストラリアが大変だ

石弘之:「地球危機」発 人類の未来

2009年10月13日  RSS 

 オーストラリアが大変なことになっている。史上最悪といわれる7年続きの干ばつがようやく下火になったと思ったら、こんどは熱波、砂嵐、洪水、おまけに地震にまで見舞われた。相次ぐ気象異変に、現地では「気候変動がはじまった」「ハルマゲドンがやってきたのか」と大騒ぎになった。オーストラリアは米国とともに京都議定書の批准をしぶっていたが、異常気象の連続で気候変動が政治的な争点に浮上し、昨年3月に一転して議定書を批准した。世界有数の農牧畜国だけに、異常気象の影響は世界に及んでいる。

70年ぶりの砂嵐

 この9月23日、シドニーを含むオーストラリア東部に70年ぶりという砂嵐が襲来し、あたり一面が赤から濃いオレンジ色に染まった。砂塵は赤みを帯びて、内陸部の鉄分の多い「赤い砂漠」から気圧配置の影響で飛来したものだ。シドニーからの報道によると、その当日、午前中はよい天気だったが午後になって、秒速30m近い強風とともにいきなり砂塵が降りそそいでだ。視界が2〜3mにまで悪化して、夜のように暗くなったという。

 自動車の屋根や家のなかの窓枠には砂がたまり、洗濯物も赤く染まった。フェリーが全面欠航し、高速道路も一部通行止めになるなど交通機関は混乱し、シドニーの空港では着陸変更する便が続出して大きく混乱した。

 シドニー市内の病院には呼吸困難を訴える患者が250人以上殺到した。テレビでは、子どもや高齢者は屋外に出ないように呼びかけ、人びとはマスクを着けたり、スカーフで口を覆ったりして外出した。


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