厚生労働省の研究班はこのほど、インフルエンザ脳症の診断と治療に関するガイドラインを4年ぶりに改訂した。改訂版には、インフルエンザ脳症が疑われる症状や初期対応が詳しく記載されており、発症初期の見逃しの防止を強く意識した内容となっている。薬局でも、小児インフルエンザ患者の保護者に、脳症の早期発見を促すための指導に使えそうだ。
このガイドラインは、厚生労働省のウェブサイトの臨床情報「インフルエンザ脳症ガイドライン改訂版」(PDFファイル)で閲覧できる。
ガイドラインでは、「インフルエンザ脳症の発症後早期の確定診断は困難なことも多く、軽症のインフルエンザ脳症と、熱性痙攣や熱せん妄の境界が明瞭でないケースもある」と指摘。基本的に、発熱に加えて何らかの神経症状を伴う場合は、受診を促すことを推奨している。
インフルエンザ脳症の初発神経症状としては、意識障害や異常言動・行動があるもの、痙攣の中でも15分以上持続したり繰り返し起こるもの、左右非対称のもの、痙攣後に意識障害があるもの、などを挙げている。これらの神経症状を合併しているケースでは、すぐに救急医療設備の整った病院への搬送すべきとしている。



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