国立感染症研究所の推計によると、9月28日―10月4日の1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザ患者は約33万人と、前週より9万人多かった。北海道、神奈川県、愛知県、兵庫県、福岡県で大きく増加している。新たな患者のほとんどが新型ウイルス「AH1pdm」に感染したとみられる。
患者数の推計は国立感染症研と協力する定点医療機関からの感染報告をもとに算出している。報告数は3万765件と前週より約1万件以上多く、1機関当たりの報告数は6.40と前週(4.25)を大きく上回った。
都道府県別にみると北海道が16.99で最多。前週(6.18)の2.7倍に拡大した。道中南部の浦河保健所の管轄区で大流行を示す「警報」が出たほか、28カ所の管轄区のうち16カ所で今後の大流行の恐れなどを示す「注意報」が出ている。
次いで福岡県が13.41と前週(8.79)から大きく増えた。引き続き福岡市早良区の保健所の管轄区で警報が出たほか、管轄区19カ所のうち11カ所で注意報が出ている。
これまで最多だった沖縄県は10.47と前週(12.12)より少なくなったが、2カ所に警報が残り、1カ所に注意報が出ている。
本州は愛知県(10.39)、東京都(9.60)、兵庫県(8.94)、大阪府(8.54)、埼玉県(8.10)、神奈川県(8.05)、千葉県(7.66)の順で多い。愛知県は1カ所の警報と11カ所の注意報、大阪府は2カ所の警報と7カ所の注意報が出ている。ほかの地域にまだ警報はないが、東京都は11カ所、兵庫は7カ所で注意報が出るなど、大都市圏の感染が多い。
合計すると警報は7カ所(前週は6カ所)、注意報は89カ所(37カ所)でともに増加した。
■関連情報
・国立感染症研究所感染症情報センターのWebサイト http://idsc.nih.go.jp/















