長妻昭厚生労働大臣は、9月17日に厚労省で行った就任会見で、後期高齢者医療制度の廃止を明言した。社会保険病院と厚生年金病院も存続させる方針で、「脱自民」「脱官僚」の政策がいよいよ動き出す。
自民党による長期政権に幕が下り、9月16日、民主党の鳩山政権が発足した。マニフェストの中でも医療政策は重点課題とされるが、それを担う厚労大臣には長妻昭氏の起用が決まった。
医療のキーマンは足立氏に
消えた年金問題を追及して一躍有名になった長妻氏。「ミスター年金」との異名を持ち、年金問題への思い入れは人一倍強いが、医療面では経験不足を指摘する声もある。そもそも同氏の入閣自体は予想されていたものの、厚労大臣には厚労行政全般に詳しい仙谷由人氏が直前まで有力とされていた。ところが、最終的に長妻氏で決着するに至ったのは、「副大臣でもいいから年金担当を…」という同氏の希望を、鳩山氏が受け入れたためとされる。全体にベテランぞろいとはいえ地味さが目立つ新閣僚人事の中で、長妻氏はいわゆる目玉となったわけだ。
















