パナソニックは9月30日、1954年から続けてきたブラウン管製造事業を完全に終息させると発表した。子会社のMT映像ディスプレイ(MTPD)が出資する中国のブラウン管製造・販売会社の持ち分を、すべて中国側合弁パートナーである京東方科技集団(BOE)に譲渡する。今後、両社で譲渡契約の締結に向けた手続きを進める。
パナソニックは松下電器産業時代の2003年、ブラウン管製造事業の生き残りを図り、東芝の同部門と統合してMTPDを設立。新興国など海外需要を中心に生産を続けたが、世界的にも液晶やプラズマなど薄型テレビへの移行が進み、欧米、東南アジアなど中国以外の各地域で順次拠点を閉鎖していた。
今回売却を決めたのは北京・松下ディスプレイデバイス(BMCC)で、松下時代の1987年9月に中国で初めて設立した合弁会社。譲渡先のBOEは、BMCC株の30%を保有する大株主。
MTPDは今後もブラウン管製品の既存顧客に対する補修サービスを存続するが、パナソニックグループ全体としては新型ディスプレイの開発に経営資源を集中する方針。
■関連情報
・パナソニックのWebサイト http://panasonic.co.jp/















