ノルウェーOpera Software ASAは,Webブラウザーのメーカーとしては特異な存在だ。機器メーカーに対してカスタマイズ可能な形で個別に製品を提供する一方で,パソコンやスマートフォン,ひいては比較的エントリ・レベルの携帯電話機向けにもWebブラウザーを提供している。こうした両睨みの作戦を採る意義について,モバイル向けの製品を担当する同社Product Manager MobileのIgor Netto氏に聞いた。
――まず,モバイル向け製品の概要を教えてほしい。
Netto氏 モバイル向けの製品は二つある。「Opera Mobile」という,主として携帯電話機メーカー向けに供給しているもの。これは,パソコン向けの「Opera」と基本的にエンジンを共通化している。もう一つが「Opera Mini」という。クライアント-サーバー型のアーキテクチャを採用しており,基本的なレンダリングはサーバー側で実行する。圧縮したデータを送信するので,元のデータを送るよりも約1/10程度のデータ量で済む。また「Java ME」で実装しているので,比較的性能の低い携帯電話機でも利用できる点が特徴だ。
















