国土交通省は7月10日、自動車のナンバープレートに装着する市販の樹脂製カバーについて、表示内容を読み取りづらくなるとして、全面禁止にする方針を発表した。また大型トラックのナンバープレートをリヤバンパーの陰に隠れるように設置することも禁じる。いずれも違反した場合は50万円以下の罰金とする。道路運送車両法(道運法)施行規則を改正し、2009年中に施行する予定。これに先立ち同省は7月10日から1カ月間、Webサイトなどで一般からのパブリックコメント(意見公募)を行う。
樹脂製カバーは「ナンバープレートの汚れ防止」「ファッション」などの名目で販売されている。国交省の調査によると、2007年時点で8割弱の人がその存在を知っており、そのうち9割強が路上などで見かけたことがある。一方で「ひき逃げ、当て逃げがあっても、目撃者がナンバーを読みにくい」「ナンバーを見えにくくすることで、車を使った犯罪を助長するのではないか」といった意見、投書が同省に寄せられていた。
国交省が2008年に10人を対象に実験した結果、ほかの車両や歩行者の位置から見てカバーをかけたナンバープレートが「見にくい」という人は7割以上で、カバーなしの3割を大きく上回った。またカバーなしではプレート上の大きな数字4文字のうち平均3文字程度が読み取れるのに対し、カバーをかけると約2文字にとどまった。
大型トラックについては、メーカーが出荷した車両にほかの業者が荷台を載せる場合が多いが、その際にナンバープレートを取り付ける面積を十分に確保できず、荷台とリヤバンパーのあいだに押し込めるように設置する事例があった。このため後部からプレートの表示内容を確認できないとの苦情が、国交省に寄せられていた。
同省は、リヤバンパーと荷台のすき間が220mm以下(中型165mm以下)と狭い車両について、ナンバープレートをバンパーより奥まった位置に取り付けることを禁止する方針。またプレートの地上からの高さによって取り付け角度や位置に関して新たに制限を設ける予定。
■関連情報
・国土交通省のWebサイト http://www.mlit.go.jp/


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