間仕切りメーカーのコマニーと、土木建材メーカーの神鋼建材工業は6月10日、アルミ微細多孔箔(はく)を用いて吸音性能を高めた間仕切りパネル「Q-PANE(キュー-パネ)」を本格販売すると発表した。従来の吸音間仕切りは、吸音材にグラスウールを使用し、解体後は産業廃棄物として処分していた。アルミ多孔箔を用いることで、リサイクルしやすくした。
アルミ多孔箔による吸音技術は、神鋼建材工業と神戸製鋼所が共同開発した。既に高速道路や鉄道、工場などを対象として製品化している。キュー-パネは、パネル内部にペーパーハニカムと0.8mm厚のアルミ多孔箔を交互に挟み込むことで、遮音性と吸音性を高める。また、パネル内部のアルミ多孔箔の枚数、孔径とその開口率、アルミ多孔箔間の空気層の厚みを変えることにより、多様な音源に対して目的に応じた吸音特性が実現できる。従来、音楽ホールなどの用途に使われていた吸音間仕切りと比較して、より薄いパネル厚で、高い吸音性能を得ることができる。10畳程度の空間の残響時間は、一般的な間仕切りで1.2〜1.3秒であるのに対して、キュー-パネでは0.3〜0.4秒と3分の1以下に低減できる。
















