仕事を原因とした精神障害による労災認定は2008年度に269件に達し、前年度から1件増えて3年連続で過去最多を更新した。厚生労働省が6月8日に発表した。そのうち過労自殺(未遂を含む)の認定を受けたのは66件で、前年度の81件に次いで過去2番目の多さだった。
精神障害による労災の申請は927件と、前年度の952件に次いで過去2番目の水準。業種別にみると前年までと同じく「製造業」が請求、認定とも最も多い。職種別で最も請求が多いのは「事務従事者」、認定が最も多いのはエンジニアなどの「専門的・技術的職業従事者」。年齢は請求、認定とも30歳代が最多という傾向が続いている。
また過労などから脳や心臓の病気になり、労災認定を受けたのは377件。前年度の392件に次いで過去2番目に多さだった。そのうち死亡は158件と前年度より16件増え、過去最多だった2002年度の160件に次ぐ水準だった。
脳/心疾患での労災申請は889件で前年度から42件減り、労災の認定率は47.3%で過去最高になった。申請、認定とも運輸会社のドライバーなど「運輸・通信従事者」が多く、年齢は50歳代が顕著だった。また残業時間が1カ月当たり平均100時間以上の人が約6割を占めた。
■関連情報
・厚生労働省のWebサイト http://www.mhlw.go.jp/


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