5月11日、民主党の小沢一郎代表が、代表を辞任することを記者会見で表明した。早くも16日には鳩山由紀夫幹事長が新代表に選出されたが、それにしても小沢辞任は突然のこととして驚きをもって迎えられたようだ。
以前から小沢氏は、「自分自身の進退については、選挙に勝てるかどうかで判断する」と述べてきたので、辞任自体はそう驚くべきことではない。問題なのは、なぜ今の時期なのかということである。
会見で辞意を表明した小沢氏の表情は晴れやかだった。連休中に相当悩んで、そして吹っ切れたのだろう。会見で唯一、語気を荒らげたのは、献金事件の責任を取って離党あるいは議員辞職すべきではないかという質問を受けたときだった。「わたしは、政治資金の問題についても一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理して報告しております」と小沢氏は言い切った。当然だろう。受けていた献金はすべて表に出し、法律に沿ってきちんと公表していたからだ。
自民党は小沢氏に対して「説明責任を果たしていない」と攻撃しているが、それを言うなら、西松建設がつくった政治団体から同様に献金を受けていた政治家19人はどうなのか。自民党も説明責任を果たしていないではないか。

















