リクルートの調査によると、2010年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした求人倍率は1.62倍で、前年の2.14倍から大きく落ち込んだ。下げ幅は0.52ポイントと、1987年に調査を始めて以来最大だった。民間企業への就職を希望する学生は前年比0.9%増の44万7000人(推計値)だが、企業の求人総数は同23.5%減の72万5000人(同)となっている。
従業員規模1000人以上の企業では求人数が前年比23.5%減の16万人だが、就職希望者は同8.1%増の29万1000人。求人倍率は前年から0.22ポイント低下して0.55倍になった。6年ぶりの低下で、就職希望が大手企業に移行していることの表れとリクルートはみている。一方1000人未満の企業も求人倍率は0.63ポイント下がって3.63倍と、5年ぶりに落ち込んだ。就職希望者は減っているが、求人数がそれを上回る規模で減った。
業種別にみると金融業の求人倍率は0.14ポイント下がって0.21倍。1996年の集計開始以来、過去最低を記録した。サービス/情報業は00.8ポイント低下して0.67倍。製造業は1.97倍で0.67ポイント低下し、流通業は4.66倍と2.49ポイント低下した。
なお、全体の求人倍率は記録的な就職難だった1996年3月卒(1.08倍)や2000年3月卒(0.99倍)に比べると依然高い水準にある。
調査は2月9日―3月9日、従業員規模5人以上の企業7180社を対象に実施し、4333社から回答を得た(回収率60.3%)。また1月30日―2月16日、2010年3月卒の学生向け就職情報サイトで募集した2万6955人のうち大学生7069人、大学院生2099人を対象に回答を集計した。
■関連情報
・リクルートのWebサイト http://www.recruit.jp/















