厚生労働省は11月27日、「医薬品・医療機器等安全性情報」252号を発表、酸化マグネシウムの副作用として生じる高マグネシウム血症に関し、改めて注意を喚起した。2005年4月から2008年8月までの3年余に、酸化マグネシウムとの関連が否定できない高マグネシウム血症の発症例が15例報告され、うち2例が死亡したという。酸化マグネシウムは、カマあるいはカマグとの略称で呼ばれ、便秘薬や制酸剤として頻用されている製剤。年間4500万人が使用しているとされ、薬局では患者への説明などの対応に追われることになりそうだ。
今回発表された安全性情報によると、死亡症例のうち1人は、80歳代の女性。認知症のため施設に入所中で、便秘に対して酸化マグネシウム2.0g/日が投与されており、ほかに併用薬はなかった。この女性は突然、大量の下痢とともに意識を失ったため救急搬送。血清マグネシウム値が17.0mg/dLと高値であり、血液透析などを行って治療したが、敗血症を合併し死亡したという。
















