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佐藤信正の「すぐ効く仕事のコツ」

階段を使う日を決めてみる

Associe

階段を使う生活に慣れ、きちんと取り組んでみたいと思うようなったら、塚本玲三医師による『ドクター塚本の「階段健康法」』を読んでみるといい。

 日頃の運動不足を補うためにはエレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使う方がよい。そう分かっていても、会社がオフィスビルの20階にあるなら現実的ではないし、朝の通勤は1秒を争うほど忙しい。

 運動不足ならきちんとエクササイズをした方がよい。階段の上り下りで運動不足を解消するのは、それほど合理的とは言えないかもれない。そこで少し視点を変えてみる。例えば1週間に1回か2回、階段を使う日を決める。その際には、次の3点を心がけるといいだろう。

1 健康増進を第1目標にしない

 階段を使うことを最初から健康増進のためだと決めてしまうと無理になりがちだ。「1日500段上る」と意気込んだだけでは続かない。筋肉トレーニングの代用として意識すると、逆に仕事中に疲れを貯めてしまうことにもなりかねない。

 まずは1週間に1回か2回、階段を使う日を決めておく。「日頃から惰性になっている行動パターンを変えてみるためだ」というくらいの気持ちでよい。無意識化した行動パターンを変えるだけでも思わぬ着想を得られることが多い。
 もちろん、自然に階段を使う行動が定着してきたら、それから健康増進に向けて発想を広げてもいい。

2 目立ったことをしない

 エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うのは、自分のためだ。だから、ほかの人に影響を与えるような目立ったことはしない方がよい。

 例えば、ほかの人と行動している場合、周りがエレベーターに乗ろうとしているのに「私、階段で行きますから」と言って階段を使うのは避けた方がよいこともある。自己管理というのは他人に認めてもらうためのものではないが、ある程度の協調性は必要だ。

3 エスカレーターを流れていく人を後ろから眺めてみる

 通勤で忙しい朝の時間帯は心の余裕を持てないことが多い。一方、帰路なら多少余裕がある。例えば駅。すぐに階段を上るのではなく、数分、エスカレーターと階段を上る人を後ろから眺めてみると面白い。

 見知らぬ人がたくさんの人生を抱えながら、エスカレーターの前に並んでいたり、階段を上っていたりする。いつもは自分もそうした流れの中にいる。その中で自分はどんなふうに見えているだろうか。

 自販機のお茶でも飲みながらしばし見ていると、エスカレーターを選ぶ人と階段を選ぶ人に、何かパターンや法則があるようにも思えてくる。

 私が発見したこと:エスカレーターで人を押しのけて急ぎ上っていく人は、階段を急ぎ上ったほうが素早く動けることに気がついていない。

佐藤 信正(さとう・のぶまさ)
テクニカルライター。1957年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、同大学院で言語学を学ぶ。1990年前半友人と翻訳・テクニカルライティング事務所を経営。1994年末、インターネットによる遠隔地業務可能に合わせフリーランスとなり沖縄に移住。2002年東京に戻り現在に至る。「日経クリック」(現在休刊中)で10年間Q&Aを担当。日経トレンディネットネットで起きてる最新トレンド、およびGoogle調査隊のコラムを執筆中。著書、『ブラウザのしくみ』(技術評論社)、『Ajax実用テクニック』(ナツメ社)など。

皆様からお寄せいただいたご意見(2件)

  1. 40代です。20代ー30代のころはジムに通って定期的に運動していたのですがこのごろは時間が捻出できず、階段を使うことを自分のルールにしています。ちょっとの積み重ねが、明日の元気の素。軽い運動をすると成長ホルモンの分泌が促進されて皮下真皮の細胞の再生が活性化されるそうですし、気持ちも前向きになります。これに対しエスカレーターに立ってじっとしている人って、みんな暗そうな顔してますよね。。。 (マダムECO) (2010年01月28日 13:16)

  2.  週に、数回、10階の事務所まで階段で上ってます。健康というより、非常時対策です。還暦、直前ですが、30代の社員について行きます。弱っていく肉体をつくづく感じます。 体調を整えること、体力を維持することことが、いかに大切かわかります。今年は、風邪知らずです。若い人にも、勧めているのですが。 (たむら) (2010年01月22日 16:14)

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