今回の流行語大賞トップテン受賞で、「初めて『草食男子』を知った」「興味を持った」「聞いたことはあったが、よく知らない」という方も多いようです。
「草食男子」とは何者か? 既にいろいろなところで何度も書いていますが、あらためてご質問にお答えしていきます。
(1)いつ「草食男子」と名付けたのか?
2006年10月、日経ビジネスオンラインの「U35男子マーケティング図鑑」(2007年に『平成男子図鑑』として刊行後、2009年に『草食男子世代−−平成男子図鑑』として文庫化)の中で「草食男子」と名付けました。
(2)もともとの意味は?
最初に定義した草食男子とは、「団塊ジュニア世代」で、「モテないわけではないが恋愛やセックスにがつがつしない」「据え膳も食わないし、送り狼もしない」「男女関係をワリカンで考え、女友達も大事にする」というものでした。
(3)なぜ「草食」だったのか?
「肉体関係」にがつがつしないから「草食」という意味と、「平和的」なイメージから名付けました。だじゃれやおやじギャグが入っています。
もちろん実際の草食動物は繁殖が重要ですから、生物学的な意味ではなく、あくまでイメージで名付けています。
(4)3年前はどういう反応だったのか?
当時は、「こんな男はいるわけがない」と言われていました。
上記の連載中には「リスペクト男子」や「しらふ男子」のほうが話題になっていたくらいですので、2007年に単行本としてまとめる時には『平成男子図鑑−リスペクト男子としらふ男子』というタイトルにして、「草食男子」にフォーカスを当てていないくらいでした。
当時の関係者は私を含めて誰一人、「草食男子」が流行するとは全く思ってもいなかったのです。
今となって思うことは、「草食」という誰もが知る言葉に新しい意味を付与したことと、カタカナではなく漢字なのがよかったのかなということです。
流行語では「負け犬」や「おひとりさま」も同じ構造だと思います。
(5)どうして流行したのか?
2007年あたりから、多くの女性誌から取材を受けるようになり、「若い女性読者が男性の草食化に困っている! どうしたらいいですか」と聞かれるようになりました。
このようにまずは多くの女性誌で草食男子特集が組まれ、そのうちに「草食系男子」「草食系」という名称も生まれ、様々な本も刊行されるようになりました。






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