婚活も人生も、「自分で選択する」覚悟を持とう
『しがみつかない生き方』著者・香山リカさんに聞く【5】
前回は、「男女がうまくやっていくためには何が必要なのか」や「選択的夫婦別姓制度の是非」について語り合っていただきました。
お2人の対談もついに最終回。今回は「これからはどういう男女の関わり方が必要になるのか」について論じ、総括していただきます。
お2人の対談もついに最終回。今回は「これからはどういう男女の関わり方が必要になるのか」について論じ、総括していただきます。
日本人は「男女の関係」を求めているのか

香山 リカさん
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部教授。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー評論など幅広いジャンルで活躍する。 『親子という病』(講談社)、『「私はうつ」と言いたがる人たち』(PHP研究所)、『スピリチャアルにハマル人、ハマらない人』(幻冬舎)、『いまどきの「常識」』(岩波書店)など、著書多数。近著に『しがみつかない生き方』(幻冬舎)。
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部教授。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー評論など幅広いジャンルで活躍する。 『親子という病』(講談社)、『「私はうつ」と言いたがる人たち』(PHP研究所)、『スピリチャアルにハマル人、ハマらない人』(幻冬舎)、『いまどきの「常識」』(岩波書店)など、著書多数。近著に『しがみつかない生き方』(幻冬舎)。
香山 先ほど「日本に子どもが増えない一番大きな原因は、男と女がうまくいっていないこと」という話題が出ましたが(前回参照)、そもそも日本人は「男と女の関係」のようなものを本当に求めているのでしょうか。
白河 求めていないのかもしれません…。
牛窪恵さんが、ご著書『「エコ恋愛」婚の時代』の中で、「今どきの若者は異性と深い関係になりたがらない、恋愛にどっぷりハマらない」と指摘されていて、「そうかもしれない…」と思いました。現代の若いカップルは「ラブラブな暑苦しい関係」ではなく、「さっぱりした関係」になっているようなんです。
内閣府が2005年に実施した「少子化社会に関する国際意識調査」によると、「結婚生活や同棲生活をうまくやっていく上で大切なことは?」という質問に対する回答結果が、国によって違うんです。日本は「十分な収入があること」が上位に入るのに対して、スウェーデンは「家事・育児を分担すること」が、フランスは「性的魅力を保ち続けていること」が上位に入るんですよ。
そのことを30歳ぐらいの日本人女性の知人に話したら、「夫婦になってもそんなふうに性的な魅力を保持しなきゃいけないなんて、すごく大変ですよね」と言っていました。それを聞いた時、「日本人はやはり、男と女の関係を保つことに向いていないかもしれない」と思いました。
香山 でもフランスみたいに、「結婚後も男女の関係を重視する」というのは、逆に言うと「男女の関係でいられなくなったら別れる」ということですよね。そうするにはものすごいエネルギーを必要とします。日本人には、そんなタフなエネルギーはないように感じますね。






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