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【23】『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』にみるリーダーシップ(1/2ページ)

2009.12.02

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映画が終わると拍手が響き渡った。
『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』だ。
2009年に開催するはずだった幻のコンサート「THIS IS IT」。そのリハーサルや舞台裏、ステージで使われる予定だった映像などを編集した映画である。
4日間で動員50万9251人を記録する大ヒット。2週間限定公開だったのだが、上映延長が決定し、4週間の公開となった。
マイケルは、すごかった。音楽とダンスの圧倒的なパワーに感動した。
だが、ここで紹介したいのは、その部分ではない。
リーダーシップをとるマイケルが、あることをとても気遣っていることが分かる2つのシーンだ。

1つは、マイケルが、ダメ出しをするシーン。
イヤフォンで自分の声を聞きながら歌う時だ。
「いつもはこんなものを使ってないので、歌えない。
拳を耳に入れられているようだ」
とマイケルは不満を訴える。
この後のマイケルがすばらしい。
こう言い添えるのだ。
「怒ってるんじゃない。with L-O-V-Eだ」

この後の監督の返答も見事だ。
「分かってる。ぼくたちにできることは具体的には何かな?」

そもそもマイケルの言動は怒っているふうではなかった。
だけど、彼は言う。
「怒ってるんじゃない。with L-O-V-Eだ」
念を押すのだ。
その場を、完全な自分の支配下に置きたいわけじゃない。
マイケル・ジャクソンともなると、いくら本人がそう思っていても、難しい。
あれほどのカリスマ性を前に、人は、何でも従ってしまいたい気持ちになるはずだ。
マイケルに何か言い返すことや、異論を示すことは、勇気のいることだろう。
ましてや、マイケルが不満を表せば、あわあわとして、直情的に、言われたままに、不満を解消しようとするだろう。
だが、マイケルはそれを望んでいない。
だから、すぐさま、怒っていないことを、言葉にして伝える。
自分の怒りを沈めるために行動してくれと望んでいるわけではない。
ステージを良いものにするために改善したいだけだ、ということを、ちゃんと口に出して伝えるのだ。
(セリフなどは、興奮しながら観たぼくの記憶で書いているので正確ではありません。ごめんなさい)

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