トップ > 広報ウーマンのホンネ話 > 広報ウーマン:【3】「社長、言っちゃったよ…」。記者懇談会で凍りついた瞬間

広報ウーマンのホンネ話ビジネス

広報ウーマン:【3】「社長、言っちゃったよ…」。記者懇談会で凍りついた瞬間(1/4ページ)

2009.12.01

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今週の広報ウーマン
名前:内田優美さん
年齢:20代
業種:製造業
広報歴:7年

社長が記者に、ポロっと話してしまった…

 広報にとって、メディアの記者を集めて、自社の社長と話をしてもらう「記者懇談会」を行うのは、重要な仕事です。
 記者懇談会の目的は、社長がその場で話したネタを、記事にしてもらうこと。企業側から記者に伝えたい情報はいくつかあって、それを記事にしてもらえるように準備をするのですが、実際に懇談が始まると何が起きるか分かりません。場合によっては、社長が「話してはいけないこと」をポロッと話してしまうことだってあります。今日はそんな経験を聞かせてもらいました。

内田 「記者懇談会を開催した時のことなのですが、弊社からメディア側に伝えたいことの1つが『新しい戦略について』でした。そして、その話をした後に、記者さんからの質問コーナーをもうけたんです」

伊藤 「記者としては、聞きたいことがたくさんあるんじゃないでしょうか?」

内田 「本当にその通りで、いきなり『売上げ目標はいくらですか?』という質問が来ました」

伊藤 「それについては、事前に打ち合わせをしていたのですか?」

内田 「実は、事前に開かれた社内ミーティングで、売上げ目標の数値についてはよく話し合っていたんです。そして、『その数値はメディアには出さないように』ということになっていました」

伊藤 「えええ! 何が起きたか、だいたい想像がつくんですが…」

内田 「たぶん、ご想像通りだと思います。そうなんです。社長がいきなり、『売り上げ目標は×億円です』としゃべっちゃったんです! 現場に居合わせた私は、一瞬、血の気がひきました…」

伊藤 「具体的な数字を、記者にポロっと話してしまったということですね」

内田 「はい、そうなんです。私は思わず『それは内部情報で、記者には話さないと決めていたじゃないですか!』と、心の中で叫んでいましたね」

伊藤 「でも、記者さんは喜びますよね。 記者は数字が大好物ですからね」

内田 「はい…。でも、もう後戻りはできません。翌日のすべての新聞は、『売り上げ目標×億円』というのが、どーんとメインタイトルになっていて、弊社が最も伝えたかったことが見出しのサブタイトルに…。これはもう、どうにもならなかったですね」

伊藤 「記者懇談会はある意味、生放送ですからね。止められませんよね」

内田 「ええ。きっと広報ウーマンの中には、弊社のように、社長がまだ発表すべきことではないことを話してしまって、その後処理に追われた経験がある人は多いんじゃないかと思います」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    ランキング一覧を見る

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー