- Q
- 10歳年下の大学生の彼氏をさらに成長させるには
(31歳女性)
人生は、ことに恋愛は不公平なものだ
シマジ これこそ女神だよ。
ミツハシ 相談者が31歳ですから、10歳年下の彼氏ということは21歳になりますね。「つきあうようになり早6年」とありますから、彼が15歳の時から交際が始まっていることになる。15歳と言えば中学3年じゃないですか。普通、中学3年の男なんてドキドキしながらエロ本のページをめくって想像だけは逞しく、性欲と自意識の持って行き場のないニキビだらけのどうしようもない生き物ですよ。それなのに、何ですか、この恵まれようは。
シマジ ミツハシ、興奮するな。人生は、ことに恋愛は不公平なものだ。君の暗い青春には同情するが、こればかりは仕方のないことだよ。若い時からえこひいきされる奴はいるんだね。
開高文豪 (天国から)シマジくん、私もこの学生がうらやましいね。
シマジ 先生には素敵な彼女がいらっしゃったじゃないですか。
開高文豪 女は晩学やからね。この青年みたいな経験を積んでいれば、シバレン先生のような口説き文句も口にできたかもしれん。闇シリーズなんて書かなくても済んだかもしれんな。
シマジ シバレン先生の場合はダンディーでしたから。
開高文豪 それはどういうことや。そう言えば、シバレン先生と大僧正の墓にはお参りして、私のところはまだか。
シマジ ……。



1941年生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に育て上げる。その後、「PLAYBOY」編集長、「Bart」創刊編集長などを務める。柴田錬三郎、今東光、開高健、瀬戸内寂聴、塩野七生、荒木経惟をはじめとする錚々たる面々と画期的な仕事を重ねてきた伝説の編集者。2008年11月集英社インターナショナル社長を退き現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。「人生は冥土までの暇つぶし」だと思っている。











