「すごいアイデア」を出そうとするのではなく、「すごくないアイデア」を100個出そうとする姿勢が、仕事を面白くし、良い発想につながるという本書の読みどころを、本サイトで連載中の著者本人に伺った。
(聞き手:日経BP社出版局 竹内靖朗)
「考えすぎない」のがアイデアを出すコツ
――新刊『アイデアは考えるな。』の特徴は、ほかの「発想本」と違って、アイデアを思いつくためのノウハウを紹介するだけでなく、楽しく働くためのノウハウを解説しているところにあります。つまり、「発想のノウハウ=楽しく働くノウハウ」だと説いています。
柳澤 「発想本」の古典的名著である、ジェームズ・ヤングの『アイデアのつくり方』やジャック・フォスターの『アイデアのヒント』といった本は、仕事を徹底的に楽しもうとうたっているんですよ。そうすれば、面白いアイデアを思いつく、と。
これは面白法人カヤックを立ち上げてから10年以上、僕たちが実践してきたことです。そのノウハウを本にまとめたわけですね。
――柳澤さんは本サイトで連載中ですが、この本のもとになった原稿は、同じ日経BPのPC Onlineで連載していました。
柳澤 そうなんです。最初は連載をまとめるからすぐできるかなと思っていたら、結局ほとんど書き直すことになって(笑)。実は、PC Onlineの時に担当編集者に「この連載、本になりませんか?」って聞いたら「難しいんじゃないですかねぇ」って言われてショックを受けたんですよ。でも、連載が終わってAssocie Onlineに引っ越した頃に、「前の連載を本にしませんか?」って別のヘンな編集者が鎌倉オフィスにやってきて。
――それは私ですね(笑)。
柳澤 そうです(笑)。まあ、前の『面白法人カヤック会社案内』という本が、自分たちの理念について解説した自己紹介の本だとすると、今回の本は、その理念のために実際にどうやっているのかを解説しているといえます。
前の本との比較でもう1つ言うと、『面白法人カヤック会社案内』の時はタイトルにこだわったんだけど、これだと僕たちの会社を知らない人は手に取りにくかったかもしれない。今回は、「アイデア」という言葉を入れることで、ターゲットを明確にしつつ広げようという意図があります。







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