最初はひどく難題だと感じたが、そのうちに慣れて、けっこう楽しくやっていた。この時の体験が、ツイッターの「140文字制限」でよみがえった気がした。相当な長文が200字に要約できるのだから、日常会話を140文字で伝えることに無理はないはずだ。
考えてみれば、我が国の祖先は「五七五」のたった17文字の俳句や、「五七五七七」の31文字の短歌で、豊かな感情を表現する文学を創造したではないか。
140文字は、それらに比べればとてつもない長文に属する。
松尾芭蕉なら140文字もあれば、大河小説を書いてしまったかもしれない、なーんてことをツイッターは考えさせてくれる。
実際に稲川淳二さんはTwitterを駆使して、140字の怪談話を企画中の様子。ツイッター小説にチャレンジしている人もいると聞く。
私もできる限り140文字をすべて使いきって、少しでも意味のあるメッセージを伝えようと、ない知恵を絞って「つぶやき」を繰り返している。興味のある方は、一度こちらをフォローしてみてほしい。
140字という制限を「しかない」とネガティブに受け止めず「もある」とポジティブに受け止める。
とりわけ、端的にしゃべる、簡潔に伝えるには、140文字=25秒以内、という制限を設けることは、むしろコミュニケーションを活性化する上で大変有効であると思う。
ちなみに、「Twitter本来の効用や未来の姿」については、アソシエ11月17日号の特集をご覧いただくのが賢明だろう。本来はこっちですよね。



1950年生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送のアナウンサーになる。92年からフリーになり、司会業を中心に活躍中。東京成徳大学客員教授(心理学修士)。「日本語検定」審議委員を担当。【











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