梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」

2009年11月19日

【82】Twitterの140文字はしゃべりを活性化する奇跡の25秒だ!

ついに、ツイッターを始めた

 「Twitter(ツイッター)」を始めて3週間少々。以前は「つぶやく」なんてものに、何の意味があるんだ!と無視を決め込んでいた。ところが実際にやってみたら「凄いスキルアップのための技」が見えてきた。

 きっかけの1つは、「日経ビジネスアソシエ」11月17日号の特集。「ブームに乗り遅れた人のためのTwitter超入門」という惹句。

 これが「猿でも分かる」というタイトルだったら、読まなかったと思う。その手の記事や本が実はけっこう難しくて「猿でも分かることが俺にはできない!」という敗北感を何度も味わっているからだ。

 「ブームに乗り遅れた人のための超入門」なら、失敗したところで、「猿以下呼ばわり」される屈辱は味わわなくて済む。しかも「乗り遅れた人」との表現は私にぴったりだ。

 私の場合、ブログもSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)も、話題になって気がついた時は、既に「ブームに乗り遅れた人」であった。以来、悔しいからそちらの世界には見て見ぬふり。近づかないようにしている。

 ところが、今回は「そんな出遅れ、乗り遅れた、ぬかりまくりのあなたに、入門編のさらに程度を落とした超入門と、門戸をめいっぱい開いてお出迎えしますよ」とのお言葉。ここに、「母のような包容力」を感じた。「読むだけ読んでみるか」

 こうして始めたTwitter。わたしの「つぶやき」をどのくらいの人が見てくれているの?

 「フォローされている」という項目を見ると、5人! これはラジオ番組のスタッフで、私が口頭で「見てね!」と告げた人の数と同じ。「こんなんじゃ、わざわざネットに書き込むより、直接しゃべった方がいいじゃん」とふて腐れたりもした。

 Twitterの世界のカリスマのお1人、慶応義塾大学SFC研究所の松村太郎さんとお話しする機会があり、愚痴をこぼした。

梶原 こんなもんですかねえ。
松村 ええ、最初はそんなもんです。継続は力なりです。がんばりましょう!

 そんな励ましに背中を押され、シコシコと書き込みを続けているうちに「こりゃあ、凄いぞ!」という発見があった。

1 2 3 4

著者プロフィール

梶原 しげる(かじわら・しげる)
1950年生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送のアナウンサーになる。92年からフリーになり、司会業を中心に活躍中。東京成徳大学客員教授(心理学修士)。「日本語検定」審議委員を担当。【梶原しげるオフィシャルサイト
著書に『すべらない敬語』『図解版 口のきき方』『そんな言い方ないだろう』『老会話』『話がうまい人はやっている「聞き管理」』『最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術』ほか。

このコラムについて

梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」

プレゼンや会議などで言いたいことが思うように伝わらず、困っているビジネスパーソンは多いのではないだろうか。そこで、しゃべりのプロ、アナウンサーの梶原しげるさんが、相手に伝わる話し方のコツを伝授する。プロのテクニックを、ビジネスの現場でぜひ生かしてほしい。

AssocieOnlineアクセスランキング

アソシエオンラインメール登録(無料)