前回、「女子力は上がっているのに、仕事や経済では恵まれず、恋愛や結婚でなんとかしようとする女性たち」についてお話ししました。
とはいえ、女性のすべてがこの価値観で生きているわけではありません。
日経ビジネスオンラインで連載していた「深澤真紀の平成女子図鑑」の内容を改めて紹介しながら、現在の女性の多様化についてお話しします。
ごっつぁん女子−−「モテ」と恋愛
多くの「女子力」を重視する女性にとって、「モテ」は重要なキーワードです。
そんな女性にとっては、「ワリカン女子」か「ごっつぁん女子」(男性にご馳走になる女子)かというのは、いまだに大問題になるようです。
ごっつぁんでもなく、ワリカンどころか、「ご馳走女子」(他人にご馳走する女子)の勧めを紹介しましたが、「ご馳走女子」というのはなかなかまだ女性には抵抗があるようです(楽しいですけれどね)。
「スイーツ(笑)」と「モテない系」も、話題となった言葉です。
「和菓子」ではなく「和スイーツ」などと表現する女性誌から、女子力に夢中になる女性を揶揄する「スイーツ(笑)」が生まれました。
一方でエッセイストの能町みね子さんが提唱する、モテないわけじゃないのに「モテない系」は、「負け犬」や「だめんず」などのように、女性が自分をちょっと自虐しながらも冷静に語る流れを作っています。
「草食男子」と同時に私が名付けて話題になった「肉食女子」、そして瀧波ユカリさんのマンガ『臨死!江古田ちゃん』で名付けられた「猛禽」。
草食男子を狙う肉食女子などとも言われますが、今話題になっている多くの肉食女子は、真性というよりは仮性と言えるかもしれません。
そして、天然のように見えて、狙った獲物は逃さないモテ系の「猛禽」ですが、彼女たちにも苦労があるものなのです。
ひうらさとるさんのマンガ『ホタルのヒカリ』で登場した「干物女」(恋愛や様々なことを面倒くさがって、私生活が干からびた女性)と「ステキ女子」も話題になりました。
かつて少女漫画ではヒロインのライバル役は「美人だけど意地悪」というのが定番でしたが、「ステキ女子」は意地悪もしないし優しい存在です。ただ彼女たちは「誰からも愛されたい教」でもあり、それを維持するのも大変なものです。
一方で、恋愛を休んでいても幸せな「干物女」は確実に増えていますし、作者のひうらさんも肯定的に描いています。






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