
スタッフから「口答え」があったら、背景のプロセスを理解するようにする。
「口答えするな」と怒鳴るリーダー。「自分の上司は理不尽で頭が悪いな」と思っているスタッフ。良い関係とはいえない。しかし、そう悪いものでもない。
現場からまるで口答えが出ない環境の方が奇妙だ。リーダーが十分な課題を与えていないか、スタッフに全くやる気がなくその場をやりすごしているのか、どちらかだろう。それが実態ではむしろ困る。
もちろん怒鳴り散らすリーダーはよくないが、スタッフから口答えさせやすい環境や関係を作っておくと、大きな作業ミスを防げたり、指導のチャンスを得ることができる。
例えば「来週までにこのレポートをまとめておいて」と指示を出すものの、スタッフが「来週までには無理です」と即答される。リーダーは十分できるはずなのにと思っているから、スタッフの返答が口答えに聞こえる。実際に単なる口答えということもあるかもしれないが、返答をきっかけに、なぜ無理なのかといった問題点を洗い出し、課題を実行可能な部分に分割するとよい。
この例では、レポートのまとめはできないかもしれないが、必要な資料をそろえて要点を書き写すことはできるかもしれない。ネックになっているのは些細な予算かもしれない。いずれにしても達成できる部分を増やしていけば、再度全体の課題が可能か検討できる。
リーダーとしては、指示を出してスタッフが「はい」と肯定的に答えても、実際に十分な達成ができなければ、スタッフが過大な問題を抱え込むことになったり、達成可能なレベルを本人が勝手に引き下げて手抜きしたりということになる。






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