本の中には次のようなことも書いてありました。
同期の出世頭とかの勝ち組みはまずその会社を辞めない。出世欲が逆になかったとしてもなおさら辞める必然性はない。だから実は敗者である。ということはこの敗者を勝者に鍛えなおすという発想がなければ中途採用を戦力にすることはできない。
この意見には、賛否両論ありそうですが、一理あるのかなとも思いました。
と、ここまで書きましたが、今回の記事は、この本の紹介ではないのです。脱線しました。本題に戻します。
日経ビジネスの日本電産の記事で見逃せないのは、「リーマンショック後、売上高が半分になった」というところです。これは、かなり想定外の状況ではないかと思うのです。そんな中で日本電産は、諦めることなく、改善点を探し、変化をし続けることで成果を出し始めていると記事に書いてありました。
これは、経営者として非常に勇気づけられる記事でした。人間、諦めなければどうにでもなるんだなぁ…と、今度カヤックがそんな事態になったら思い出したいと思います。
そもそも経営者とは、本来一番諦めない人間が務めるべき役割です。周りが何と言おうとも、やろうと決めたことは諦めないで続けていれば何とかなる。そんな体験を積み重ねていくことが、信念のある経営者になっていくプロセスの中に必要な気がしています。
もちろん、これは経営者に限らず、多くの人に言えることでもありますね。
例えば、電通の行動規範を示した『電通「鬼十則」』という本には、こんなことが書かれています。
営業統括責任者が、300人近くの営業日誌を数年読み続け、観察し、分析したところによると、営業マンが新規の広告主の所へ通い始めてから、どれくらいの回数訪問すると新規の仕事が発生するかということを統計的に算出してみた結果の話である。
広告主から相応の相手をしてもらえるまでになったのは、13.5回通った時だったという。あくまでこれは平均で、営業の能力、相手の環境の違いは考慮外である。そして初めての仕事が出たのが、通い始めてから21.8回目だという。要するに、1年52週、1週1回通って約半年で初仕事が出るという計算になる。ここで面白いのが、ギブアップする平均回数である。
それが11.0回。つまり、相手と一応話が通ずるようになるのが13.5回であるから、脈が見える近辺でギブアップするケースが一番多いということだ。あと3回いけば脈に当たれたのだ。もちろん、ギブアップする人はこの数値は知らない訳である。世の中の仕組みは、実に面白くできている。もし神様がいて天上からこれらの人間の行為を見ていたら、「ああ、彼はもう少しで実現するのに、直前であきらめているなあ。実に残念、おしいなあ、あと少しなのに」ということになる。本人には、もちろんわからない話である。
これも、諦めなければ何とかなるというエピソードの1つです。














