論理思考というと、感性・アートとは縁遠いものというイメージがあります。しかし実は、これらを組み合わせることはとても有用で、例えばコミュニケーションを大きくパワーアップできます。今回は、SCHOOL OF 未来図の教室をデザインした時の事例を使って、そんな話をしてみたいと思います。
なお、表題の右脳・左脳とは、近年、
・右脳=感性、感覚的なものを主につかさどる
・左脳=思考、合理的なものを主につかさどる
と、言われていることを指します。脳科学的にはいろいろ議論があるようですが、そのあたりは置いといて、上のような意味で捉えていきます。
教室をメディアにできないか
数年前、教室を移転するにあたって、ふと思いついたことがありました。単に一般的な教室の雰囲気にするのではなく、自分たちの考えていることを伝えるような空間デザインにできないか。つまり、教室をメディアにできないか。
例えば英語のクラスの中で、日本について話すことがよくあります。その時、ふと教室を見渡すと、純和風なわけではないのに日本の持っている美を感じられるとか、それと同時に世界とのつながりもどこか感じられるとか。と同時に、SCHOOL OF 未来図らしさ、例えば学ぶことは楽しいとか、未来につながる雰囲気がどこかにある、といったデザインにできないか…。
そこで、受講生の中から2人の人に協力してもらって、プロジェクトがスタートしました。1人はグラフィックデザイナーを本職とするAさんで、それまでもホームページやロゴのデザインでいい仕事をしてもらっていました。インテリアは本来の守備範囲ではありませんが、彼のデザインへの「翻訳力」は非常に高いものがあると思っていたので、今回もお願いしたのでした。
もう1人はインテリアメーカー勤務のBさんで、インテリアの面から、やりたいことをしかも経済的に実現する具体的なアイデアを出す役割を担ってもらいました。「教室をメディアにする」と言っても、そこに大きな金額をかけるのは本意ではないので、「それならホームセンターで手に入れられるこういうものが使えるよ」といった情報がとても有用でした。
こうして、
・SCHOOL OF 未来図的なメッセージを持っていて、
・未来に持って行きたい日本らしさを持った
教室づくりがスタートしました。














