【1】 とにかく会って気持ちをぶつける
〜エリトリアの法律をボランティアで整備
【常識にとらわれない力】 【行動力】
高校時代に犬養道子さんの著書『人間の大地』を読んで以来、アフリカの難民キャンプに行きたいと思っていた土井さん。司法試験の勉強中に、合格したら国際ボランティアをしたいと考え、息抜きを兼ねてピースボート(国際交流NGO)に乗り、世界一周の旅をした。
大学3年で司法試験に合格するや、エリトリアの法務省に英文でファクスを送った。
「日本の司法試験に合格した者ですが、エリトリアで法律整備のお手伝いをさせてください」
しかし、返事は来なかった。電話もしてみたが、英語が通じなかった。「エリトリアの母国語はティグリニャ語という言語で、多分、私の英語がヘタだったせいもあり、ほとんど意思疎通ができないまま終わった。電話じゃ埒が明かないと思い、直接行くことにしました」。
普通はここであきらめてしまうだろう。ところが、土井さんは現地に行ってしまうのだ。「まず、できると思うことが大切」と語る。
とはいえ、いきなり行っても法務省の人が会ってくれるかどうか分からない。土井さんは、ピースボートの知人が、エリトリアの教育大臣と知り合いであることを思い出した。五輪に出場しようとしたが、独立間もないため、その方法を知らなかったエリトリアを、ピースボートが助けた経緯があったのだ。その知人に相談すると、「教育大臣に法務大臣を紹介してと頼みに行こう」と言ってくれ、一緒にエリトリアに行って女性の法務大臣を紹介してもらった。















