グローバル化が進み、日本のビジネスパーソンに英語の能力が求められることが多くなったが、従来の「英語の学習」より、個々の専門分野の知識を英語を通して学ぶ、いわば「英語で学習」の方が重要になってきている。
その学習ツールに、iPhone/iPod touchのアプリケーション(以下、アプリ)のSAT (大学進学適性試験)が利用できる。
IT企業経営コンサルタントで2006年のベストセラー『ウェブ進化論』の著者としても有名な梅田望夫氏は、最近では、進化するインターネット技術よりも、その上に流通する英語圏の知的な基盤の充実に注目している。その充実は同時に日本語で得られる相対的な知識の貧困も意味している。
梅田氏は英語を通して得られる充実した知識に対して、日本語圏が疎外されたような状況を「知の英語圏日本語圏問題」と呼び、「これだけの知的興奮の可能性が英語の世界にしかもたらされないのか」(2009年10月26日産経新聞一面コラムより)と懸念している。
半面、英語によって最上の知識が公開されている現代は、英語を学ぶ新興国の若者がビジネスの分野でも知的に成長していける、開かれた世界だ。日本人も新興国の若者のように英語を学んで、その最上の知の基盤に触れることができるはずだ。そのためにはどうしたらよいか。
もちろん、英語の勉強が大切だということになるが、新興国の若者や英語圏の国民も、ただ語学だけでインターネット上の知識が獲得できるわけはない。日本人にも知的な日本語が難しいように、英語を母国語とする国民にも知的な英語は難しい。知的な英語を獲得する目安は、英語で大学に入学し、卒業できるレベルと言ってよいだろう。






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