週刊「面白法人カヤック」

2009年10月26日

【16】遅ればせながらTwitterについてあれこれ考える

 今回は世間で話題の「Twitter」というサービスについて考察してみたいと思います。なお、この記事はTwitterを知っている方というのが大前提として、どういったものなのかを詳しく研究しているほどでもない人(つまり僕自身です)向けのものとなっています。ご了承を。

 Twitterを僕が使い始めたのは2009年6月です。IT会社の社長としてはかなり遅いですね。サービスの存在は知っていましたが、特に必要に迫られずやっていませんでした。とはいえ、ちまたではかなり騒がれているし、どれどれやってみるかと一念発起してやってみることにしたわけです。

 ここで少し脱線しますが、僕は「面白法人カヤック」などというネットの申し子のような会社の代表でありながら、驚くほどネットサービスを利用していません。カヤックの作っているサービスの中にも利用したことがないものがあるぐらいです。

 カヤックの社員はばりばりのネットユーザーばかりですから、よくまぁそれで、代表が務まるなと自分でも思います。これまで感覚だけを頼りにやってきたわけですが、やってこられたのは、僕の特徴的な能力のいくつかが極めてネット的だったからです。

 その能力についてはまたいずれ詳しく解説したいと思うのですが、1つだけ紹介するなら、オリジナリティーを追求するコンセプト力があります。僕は基本的にコンセプトを考えるということが最も大事だと考えていて、それは作る商品はもちろん、個人の生き方にも必要だろうと思っています。

 ここで、「個人の生き方にも」と書いたのはどういうことかというと、例えばカヤックには真冬も半袖で過ごすと決めている人間がいます。これも1つのコンセプトです。こうやって自分なりのルールを決めて自分の価値を高めていく。そしてそこにオリジナリティーがあればなお良い。このコンセプトを創造する能力が、ロングテールなものに価値がつくネットという世界では特に相性がいいのではないかと思うのです。

1 2 3 4 5 6

著者プロフィール

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)
面白法人カヤック代表取締役。1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。「ART-Meter」「HOUSECO」「こえ部」など、ユーザー数千〜数万人規模のインターネットサービスを幅広く展開する。ユニークな人事制度(サイコロ給、スマイル給)や、ワークスタイル(旅する支社)など、制度面も現在実験中。近年では、ギャラリー「ART-Meter」、カフェ「DONBURI CAFE DINING bowls」などリアルショップを運営。2009年、ビンボーゆすりを科学したプロダクト「YUREX」を開発。

このコラムについて

週刊「面白法人カヤック」

サイコロ給やスマイル給など、ユニークな制度を多数取り入れている面白法人カヤック。その代表、柳澤大輔さんが、日々考えていること、実験したこと、失敗したことなどを本音で綴ります。ビジネスの世界で役に立つ知恵や工夫が満載です。

AssocieOnlineアクセスランキング

アソシエオンラインメール登録(無料)