週刊「面白法人カヤック」

2009年9月14日

【12】超能力をビジネスに生かすアイデア

 先日、超能力の研究をしている方々を訪問する機会がありました。

 「超能力者」に興味がある知人が連れていってくれました。彼は知り合った当時、上場企業の社長を務めていた人間ですが、今は退任してそのようなことばかりを研究しています。

 ちなみに、以前この知人から、良い言葉をもらっています(本人は覚えてないでしょうけども)。

 「僕は会社の問題を自分の問題として捉えるようになったから会社の社長になれた。だから、日本の問題を自分の問題として捉えるようになったら、日本のリーダーになれる。そして人類の問題を自分の問題として捉えるようになったら、世界のリーダーになれる。そして世代を意識できるようになったら、歴史に名を残せるリーダーになれる」

 こんな彼が超能力を研究するからには何か特別な理由がありそうですが、単純に「自分が超能力者になりたいから」ということでしたので、なんとも無邪気な話です。

 そんな彼が、僕に声をかけてくれた理由は、面白法人カヤックでも、超能力の実験(超能力ラボ)をしていたり、ダウジングを使ったサービス(ダウンジング捜査網)を過去に運営していたりするからだと思います。

 でも、どうなんでしょう。僕は本当に超能力に興味があるのかな…。自分でもよく分かりません。そういったことに、異常なまでに興味を示す方々とはちょっと違うような気がしています。

 世の中に隠れている超能力者を使って、行方不明者や埋蔵金を見つけるようなネットサービスがあったら面白いなと思う気持ちはあります。でもそれは、世の中にある数ある面白さの一つにすぎません。僕は超能力そのものに興味があるのかどうか?

 また、超能力のような非科学的なことを論じる時には、どうしても「信じる」「信じない」といった議論が先にくると言われていますが、僕はそれについてはどちらでもいいと思ってしまう。

 この僕の感覚というのは、実は同世代の中では一般的なのではないかなとも思えるのです。ここ最近、超能力を「信じる」「信じない」なんて議論している人、周りにいないでしょ?

 であれば、「信じる」「信じない」とか以前に、この超能力というジャンルを通して、自分は何を学べるのか。この界隈の話を通して、この現実社会での生き方やビジネスにどう生かせるのか。そちらの方が重要ではないかと思うのです。

 ということで、考えてみました。超能力にビジネスのヒントが何かないかってことを。考えたら3つありました。それを紹介します。

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著者プロフィール

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)
面白法人カヤック代表取締役。1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。「ART-Meter」「HOUSECO」「こえ部」など、ユーザー数千〜数万人規模のインターネットサービスを幅広く展開する。ユニークな人事制度(サイコロ給、スマイル給)や、ワークスタイル(旅する支社)など、制度面も現在実験中。近年では、ギャラリー「ART-Meter」、カフェ「DONBURI CAFE DINING bowls」などリアルショップを運営。2009年、ビンボーゆすりを科学したプロダクト「YUREX」を開発。

このコラムについて

週刊「面白法人カヤック」

サイコロ給やスマイル給など、ユニークな制度を多数取り入れている面白法人カヤック。その代表、柳澤大輔さんが、日々考えていること、実験したこと、失敗したことなどを本音で綴ります。ビジネスの世界で役に立つ知恵や工夫が満載です。

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