100年に1度の不況と呼ばれる現在の経済環境ですが、日経平均株価が1万円を回復するなど、最悪期は脱してきているようです。とはいえ、「失業率5.5%」に代表されるように、個人消費としては厳しい環境が続いています。
コンビニ業界は不景気に加えて前に「【48】リーマンショックならぬTASPOショック」でお伝えしましたように、TASPOショックが続いており、非常に辛い状況になっています。
不況の影響がコンビニではどのような形で現れているのでしょうか? 売り上げを因数分解して考えてみましょう。
売り上げを因数分解すると、客数×客単価になります。現在は、客数はこれまでに比べて大きく落ち込んではいませんが、この不況のあおりを受け、一人当たりが支払う「客単価」の下落傾向がはっきり見られます。これが売り上げの下落の要因だと考えられます。

次に、この客単価を因数分解すると、商品単価×買い上げ点数になります。商品単価は、PB(プライベートブランド)商品や低価格弁当が増えてきたことから分かるように、確実に下がっています。

商品価格が下がれば、買ってくる商品の数「買い上げ点数」も増えそうなものですが、実は買い上げ点数も減っています。コンビニは価格競争を進めて客数のアップと同時に買い上げ点数のアップを狙っていますが、その成果は出ていません。お客様に対しての「あともう一品」を誘導できなくて苦しんでいるわけです。






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