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四家正紀の「今、このブログが面白い!」

【2】大量のニュースを料理する職人技が光る

国内最大級のアクセスを誇るブログ「ネタフル」

Associe

 コグレマサトさんが運営するブログ「ネタフル」は、月間100万ページビューという、国内最大級のアクセス数を誇るブログです。

 でも、初めてこのブログにアクセスした人には、このブログのどこがそんなにすごいのか、多くの読者から支持を集めているのか、ぴんとこないかもしれません。

 今回はこの「ネタフル」の魅力に迫ってみたいと思います。

職人的な技が光るニュースクリップ

 ネタフルを構成する要素の1つが、様々なニュースサイトが取り上げたニュースを一部引用して紹介するニュースクリップ形式の記事です。記事引用・それに対するコメント・関連する情報を含むほかのサイトからの引用・リンクが入ります。記事1本あたりのボリュームは比較的抑えられ、短時間で読むことができます。

 まず目につくのは取り上げるニュースの幅広さ・多彩さです。

 デジタルガジェット・デジカメ・ネット技術関連・アフィリエイトプログラム・PC・Apple・マーケティング・ブログ・ライフハック・アイドルやお笑いなど芸能・浦和レッズを中心としたスポーツ・子育て・ハイボール・書評・おもちゃ・音楽・映画などなど、まさに「雑談」の名にふさわしい「ネタ」が、平日1日だいたい10〜20程度の記事としてまとめられアップされています。

 例えば、5月18日の全記事24本のうちにニュースクリップに当たると思われる記事は11本あり、そのテーマはiPhone・TwitterなどのIT系からスポーツ・芸能ネタまでバラエティに富んでいます。

 中でも「吉本興業、5年ぶり減収」という記事では、元記事を2箇所引用し、ほんの数行付け加えているだけなのに、格段と情報がつかみやすくなっています。

 さらに「松本人志、できちゃった結婚!!」という記事では、スポーツ紙サイトの記事3件を引用し、さらにWikipedia、テレビ局、芸能事務所、過去の「ネタフル」記事と様々なWebサイトにリンクしながら、この話題の背景を手際よくタイムリーに料理しています。

 実はこのうち芸能事務所へのリンクはすでに切れています。すでにあったページがなくなっているという事実を一つの情報として入れているあたりが上手です。

 これだけの広い分野の中から、その日のネタを厳選し、関連する情報と組み合わせて1つのエントリーをこしらえるまでには、実はとてつもない労力とセンスが必要なのです。コグレさんのネタを選ぶ目の確かさ、さりげなく確実にエントリーに仕上げる手際の鮮やかさをみると、僕は腕のいい寿司職人を連想します(ええ、ネタだけに)。

 読者は職人コグレのセンスを信頼しているからこそ、毎日のようにネタフルに通うのです

 ぱっと見は相互に関係しないテーマがずらっと並べられていても、情報の取捨選択にコグレさん独自の視点が感じられ、一つの統一感につながっています。

がっつりと長文記事?

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