<今週のボク様>
年齢:32歳
仕事:化学メーカー研究職
年収:600万円
学歴:明治大学卒
住まい:一人暮らし
兄弟構成:妹(未婚)
高校時代のクラスメイトで、なぜか常に女子に囲まれていた男がいる。広瀬明宏(仮名、32歳)だ。特に美男子でもスポーツ万能でもないのに、なぜ広瀬ばかりがモテるのか。学校からの帰り道、クラスで一番の美人を自転車の後ろに乗せて、楽しそうに話している広瀬を目撃し、真っ黒な嫉妬心に駆られたこともある。
広瀬は今、どうしているのか。大学から理系の道を歩んでいるので、もしかして女性に縁がない生活を送っているかもしれない。いや、むしろそうあってほしい。今さらだが、彼がモテモテだった理由も探ってみよう。千葉県に住む広瀬を秋葉原の安い焼き鳥屋に誘い、ビールを飲みながら話を聞くことにした。
「2人としか付き合ってないよ」
大宮(以下、O) 久しぶりだね。乾杯! いやー、広瀬とアルコールを飲み交わす日が来るとは思わなかったよ。
広瀬(以下、H) 何言ってんだよ。俺たち、高校時代からよく飲んで騒いでたじゃん。吉祥寺の「つぼ八」に出入り禁止になったり…。小金井公園とかで警官につかまったら、「亜細亜大学の学生でーす」と言っていた。あの頃の警察はけっこう優しかったよね。高校生が酒飲んで二人乗りしてるのに、「高校のシールが自転車に付いてるぞ、亜細亜大学生!」と笑って許してくれた。
O ふーん。俺はその頃、『試験に出る英単語』と『鉄則』を熟読していたから、よく分からないな。
H 大宮もたまには飲んでたじゃん。飲み慣れていないから、すぐに酔っ払って泣いたりしていたけど。
O ああ、そんなこともあったね。泣き謝り上戸だった気がする。高校時代にあんまりいい思い出がないんだよ。私服で自由で面白いヤツもたくさんいた高校だったのに、俺はひたすら受験勉強をしていたから。ホントは、男友達とバカな遊びをしたり、女の子とおしゃべりをしたりしたかったんだよ。でも、「俺なんか人気者になれるわけないし、モテる努力をしていると思われたくない」という卑屈なプライドが邪魔をして、とりあえず勉強するしかなかった。
H へえ、全然気づかなかったよ。






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