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Associe インタビュー

なぜ、弱点を克服するよりも
「強み」を伸ばした方がよいのか

トム・ラス&勝間和代【特別対談1】

Associe

 2001年11月に発売された『さあ、才能(自分)に目覚めよう』が今、再び売れている。Amazon.co.jpのビジネス書ランキングでトップ10に入るなど、その魅力は8年の歳月を経ても色あせていない。

 著者は「ポジティブ心理学の祖父」と呼ばれる心理学者であり、米調査会社ギャラップの元会長であるドナルド・クリフトン氏。「あなたの5つの強みを見出し、活かす」との副題が示す通り、強み発見の指南書として書き上げた。氏は、200万人超に「強み」に関するインタビューを行った結果、あるパターンを発見。それは、人の強みは34に収斂するということだった。この34の強みのうち自分が持つ5つを発見し、伸ばしていこうというのが本書の主張である。

 ではあなたの34分の5は何なのか。ギャラップが開発した「ストレングス・ファインダー(SF)」という強み発見のツールを使って知ることができる。これまでに世界では約350万人が受験し、その数は今も増えて続けているという。日本での受験者数は4万人に過ぎないが、成長著しい“新興国”として同社は期待を寄せている。

 残念ながら氏は既に亡くなってしまったが、氏の孫でありSFの開発に関わったギャラップのトム・ラス氏が今年1月に来日。SFを絶賛する経済評論家の勝間和代氏が、「なぜ強みに注目すべきなのか」や「自分の強みをどのように活かすか」などについて聞いた。(構成/木瀬 武、写真/北山宏一)

勝間和代(以下、勝間) 『さあ、才能(自分)に目覚めよう』が売れています。最近、ある有名な女優さんにこの本を薦めたところ、彼女は感銘を受けたようで、家族にも配りたいと10冊も購入したほどです。

トム・ラス(以下、ラス)  嬉しいですね。本の購入者には、ネット上で「ストレングス・ファインダー(SF)」を無料で受けていただく特典があります。自分の5つの強みが何であるのか、皆さん興味津々なのでしょう。受験者の国籍は100カ国以上にのぼりますが、日本人の受験者数は常にトップリストです。

 

勝間 そもそもなぜ「強み」に注目したのですか。日本の場合は特に、才能や強みを伸ばす教育よりも、どちらかといえば弱点を克服することに重点を置いています。

ラス 話は1960年代にさかのぼります。私の祖父は大学教授で心理学を研究していました。保険会社と協力して、どんな人が優秀な営業パーソンなのか調べていた時のことです。優秀な営業パーソンには共通する強みがあることに気がついたのです。「おや」と思った祖父は、研究の対象を学校の先生などにも広げていきました。

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