学生時代、英単語を覚えるのに「継続は力なり」とよく言われたものだ。確かに三日坊主でやめるのではなく、比較的長期に続けていれば次第に実力がついてくる。
健康管理でも長期に少しずつカロリー制限したり、自分に適した強度の運動をしていくとじんわりと健康効果が見えてくる。問題は、やり続けること自体が難しいということだ。

進捗が記載できるくらいの小さな専用カレンダーを用意して新年の意志を「継続」しよう。
新年など生活の転換期に新しく決意する人も多いが、心の中に留めておくだけではなかなか続かない。そういう時は、意思継続カレンダーを作るといい。具体的に目に見える形で進捗状況を専用カレンダーで管理する方法だ。
お勧めは小さめのカレンダー。達成できた日には、ペンで印を付ける。シールを貼ってもよい。文具店などに販売されている小さいカラフルなシールを利用すると楽しい。
さらに数値で達成が分かるならその結果を書き込んでおく。ポイントはカレンダーを一日一回くらいなんとなく目に触れるところに置いておくことだ。
意志継続カレンダーにはもう一つポイントがある。「挫折チェック日」をあらかじめ書き込んでおくことだ。
なにをやっても三日坊主という人なら開始3日目に「継続見直し」と書き込んでおく。2週間くらいはできそうだなという人は2週間目くらいに「継続見直し」を設定する。ゆるく1カ月でもかまわない。
こうした挫折チェック日で状況を見直し、2度、3度と挫折するなら、継続すべき目標自体を変更する。継続する意志は、ある意味で惰性に近くなり自然にできる状態でもあるからだ。自分に適した無理のない意志を持つようにしたい。
意志継続カレンダーで便利なのは、1カ月の行動・進捗がパッと見てわかりやすいことだ。対象によっては2週間に1回、あるいは1カ月に1回でもやっていた場合でも継続したことにする。1カ月に1回でも年間12回になる。それなりに継続したといえる。
低空飛行的にでも継続しているなら、それなりに継続しているということにして、ピッチを上げたいならカレンダーで過去の経緯を振り返って計画を見直そう。
それと大事なのは、意思継続カレンダーは普段使うカレンダーとは別のものにすること。専用カレンダーでないと、1カ月に1回の実行は記憶から消えて、挫折と同じことになってしまいがちだ。
意志継続カレンダーを専用に用意するのではなく、システム手帳などで一元管理した方が効率的という人も多いだろう。一元的でなくても「Google カレンダー」のようなサービスを使って、用途によってカレンダを切り分けたほうが便利だという人もいる。
自分に適した方法で管理できるならそれでもよい。専用にするのはあくまで継続したいという意志の形をくっきり見て、自分を励ますためだからだ。
テクニカルライター。1957年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、同大学院で言語学を学ぶ。1990年前半友人と翻訳・テクニカルライティング事務所を経営。1994年末、インターネットによる遠隔地業務可能に合わせフリーランスとなり沖縄に移住。2002年東京に戻り現在に至る。「日経クリック」(現在休刊中)で10年間Q&Aを担当。日経トレンディネットネットで起きてる最新トレンド、およびGoogle調査隊のコラムを執筆中。著書、『ブラウザのしくみ』(技術評論社)、『Ajax実用テクニック』(ナツメ社)など。





