金融危機が世界経済を大きく揺さぶった2008年。
日本の若者たちは未来を悲観し、閉塞感を抱えている。
だが嘆いても現状は変わらない。幸せな未来を築く「4つの技術」を身につけよう。
2008年は激動の年でした。前半は原油価格が高騰し、後半には「100年に1度」の金融危機が起きました。円高は90円台まで進み、企業業績も悪化。これまで勝ち組と考えられていたトヨタ自動車は、2008年度の営業利益が前年度比7割減、パナソニックも純利益が9割減となる予想を発表しました。その結果、国内で約3万人とも言われる雇用調整が、非正規雇用者を中心に始まろうとしています。
日本の若い世代には閉塞感が漂っています。東京の結婚情報サービス会社「オーネット」の意識調査によると、2008年に成人式を迎えた若者たちの43%が「親の世代に比べ、自分たちの生活は悪くなる」と将来を悲観しています。さらに「自分たちの子供の世代では、生活はさらに悪くなる」と44%の人が答えています。つまり、半分近い新成人は、将来がどんどん悪くなると考えているのです。

その背景には、若年層の高い失業率や、いつまでも進まない非正規雇用者と正規雇用者の格差是正の問題などがあります。「明るい気分になれ」と言う方が無理かもしれません。でも、暗くなればなるほど、ますます消費が落ち込み、不景気になるという悪循環が生まれてしまいます。
そこで、まずは「起きていることはすべて正しい」と捉え、現状を受け止めることをお勧めします。この言葉は私の座右の銘でもあります。原油価格が急騰したことも、金融危機が起きたことも、否定したり嘆いたりしたところで現状は何一つ変わりません。それよりも、私たち自身のライフスタイルを見直し、どうしたらより長期継続的な社会を作れるかを考えた方が建設的です。
解決策となるキーワードは、ワークライフバランスを実現するための「生産性の向上」です。時間や心の余裕を持つことで消費する時間ができ、内需の拡大につながり、自分の将来へ投資する余力も生まれるという好循環が形成されます。
生産性を向上するために最も大切なものは、実はメンタル面の強さです。生産性を向上するには、IT、オーディオブック、ノートパソコンの活用や速読術のマスターといった新しいチャレンジに取り組む必要があります。こうした改善を継続的に進めるには、長く慣れ親しんだ行動パターンを変えなくてはならず、そのためにはメンタル面をまず変える勇気が必要だからです。














