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【最終回・田端】熱烈なファンを持つオーダーメードの自転車工房(1/2ページ)

2008.11.07

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 東京都北区と荒川区にまたがる田端駅の周辺には、家族経営の町工場が点在する。今では製造業の空洞化とともに町工場は徐々に姿を消し、その跡地に集合住宅が建設されるなど、町の景色は変わってきているが、まだ生き残っている工場がある。

 そんな工場の一つに「サイクル&カヌー手作り工房 アマンダスポーツ」がある。正確にいえば「工房」であるが、その工房兼店舗の建物は、ただの車庫にアルミ製のガラス引き戸を取り付けたような、お世辞にも「工場」には見えない。だが、その筋では名店中の名店と言われる工房なのだ。

顧客というよりもファン、1年待ってでも買う

 工房の主である千葉洋三さんは、2004年に開催されたハンドメイド・サイクルショーに「木」をベースにした自転車フレームを出品し、見事にグランプリを獲得した腕前の持ち主だ。

 この工房では、大手メーカーの既製品は1台も販売していない。扱っているのは、スピードを競ったり、長距離を移動したりするためのロードバイクと呼ばれる自転車。すべて千葉氏の手でお客の身体を計測し、身体にマッチする自転車フレームを金属から加工、オーダーメードで製作する。ウワサによると、今すぐに注文しても納品は1年先とのこと。「待ってでも欲しい」という客が後を絶たない。

 自転車を買うのに1年も待つ人がいるの? と疑問に感じる人もいるかと思うが、自転車で通勤したり、長距離サイクリングに参加したりするようになると、自分の体にフィットしない自転車でなければ疲労がたまり、サイクリングを楽しむどころではなくなってしまう。そうなると、より自分の体のサイズにぴったりの自転車が欲しいと思うようになる。

 かく言う自分がそうだった。最初はママチャリよりは性能が良い、しかしおトクな自転車を買った。だが、それだけでは物足りなくなってしまう。自転車にハマってしまったわけだ。

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