ビジョンに求められる2つの条件
次に、リーダーはビジョンをどう策定し、どのように伝えていけばいいのか。そのポイントを紹介します。
ビジョンに求められる第1の条件は、「分かりやすく伝えること」。「あなたのビジョンは?」と聞かれて3分以内に要約して相手に伝えられなければ、共感を呼ぶことは難しいでしょう。簡潔に自分が実現したい未来構想図を語れるようにしておきましょう。
第2の条件は、「聞いている側がワクワクするような、心が躍る未来構想図かどうか」。たとえ簡潔でわかりやすいビジョンを描いたとしても、それがメンバーの心を揺り動かすものでなければ、そのビジョンが達成される日は来ないでしょう、
そういう意味では、難易度は低いが、分かりにくくて人の心をうたないビジョンよりも、難易度は高くても、具体的で分かりやすく人の心に訴えかけるビジョンのほうが、実際に達成される可能性は高いといえます。
あなたがもしリーダーの立場にあるなら、ぜひそのビジョンをメンバーに対して語り、共有することに努めてください。その際は、今回説明したリーダーシップの2つの大前提をつなぎ合わせて示すことをお薦めします。
まず、リーダー個人の「自分株式会社としてのビジョン」をメンバーに示す。それに加えて、「自分がリーダーとして任された仕事や組織全体のビジョン」を示し、「自分株式会社としてのビジョンと、仕事や組織全体のビジョンがこのように重なっている」というふうに、その2つがリンクする点を具体的に伝えてみてください。
どちらか一方のビジョンを伝えるだけでなく、両方を伝えることによって、そのビジョンの共感度は高まるはずです。
「自分が所属する組織のリーダーのビジョンを聞いたことがない」という人は、意外に多いものです。ぜひ、リーダー自らが率先して、ビジョンの共有や浸透を進めるための情報を発信し続けてほしいと思います。














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