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良い結果を出すためのコミュニケーション術

【1】アサーティブのすすめ

上司、部下、同僚・・・誰とでもうまくいく

Associe

 ・上司からの無理な仕事の依頼にあいまいな返事をして、かえって迷惑をかけてしまった

 ・会議中、急に意見を求められて言いたいことが言えずに評価を下げてしまった

 ・先輩のアイデアに強く反対し過ぎて、ぎくしゃくした感じが残ってしまった

−−こんな経験ありませんか? この連載は、「職場でのコミュニケーションが苦手だな」という人のために、相手に言いたいことを正しく伝えるためのスキルを解説します。

 ビジネスでは、正しく自己主張する力が必要になる場面がたくさんあります。そんな時、強く言い過ぎてもうまくいかないし、遠慮していては相手に伝わりません。相手と自分の双方のメリットを考える本気の「Win-Win」スタンスのコミュニケーションスキルを磨くことで、道が開け、可能性が広がります。

アサーティブ・コミュニケーションとは?

 「アサーティブ」という言葉を聞いたことがあると思います。ここ数年でかなり認知度が上がり、多くの企業が「コア・コンピタンシー(社員に持っていてほしい基本のスキルやスタンスなどの要素)」の1つとして挙げるようになっています。

 辞書を引けば、「主張が強い」「断定的」といった、必ずしも良い印象とは言えない言葉が並んでいます。「自己主張」というと、苦手意識の強い人も多いかもしれません。

 アサーティブの意味を正しくとらえ、ビジネスシーンで活かすには、「自己主張」の前に2つの修飾語をつけると分かりやすくなるでしょう。

 「発展的」で「協調的」な自己主張。

 「発展的」= 明日もまた会える関係を築く。取引先であればリピーターになってもらえる。社内相手だったら、別の会議でも気持ちよく議論を始められる。すなわち、次につながる自己主張。

 「協調的」= 遠慮することでも、相手に合わせ過ぎることでもなく、相手の知っている言葉で主張できる。相手の興味のある角度から話ができる。その結果、聞いてもらえて、理解されて、相手の行動を引き出す自己主張。

 いかがでしょうか。発展的で協調的な自己主張であれば、ビジネスに必須のスキルであり、日々の仕事がうまくいきそうな気がしませんか。

 したいことは「したい」と言ってみよう。したくないことは「したくない」と言ってみよう。ただしそれが相手を傷つけたり、不要にその場を乱したりしない限りは。ごく当たり前で簡単なことのようですが、これが実際の仕事の場面で、目の前に上司や取引先がいるとなかなか難しいものですね。

 「こんなこと言ったら悪いかなぁ」と遠慮し、遠回りな言い方をして誤解を招いたり、「相手のため!」と思って進言したつもりが、何だか自分勝手な印象になってしまったり。毎日、小さな後悔を積み重ねていないでしょうか。

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