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奥田弘美の「うつ」にならないためのメンタルヘルス講座

【3】自分のストレスサインを知っていますか?

職場のメンタルヘルス対策に活用できるチェックリスト付

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 前回は、「心の充電池」という心のエネルギーチェッカー・モデルを紹介して、そのエネルギーレベルを低下させるのがストレスであることを説明しました。ストレスとは「体や心の恒常性を変化させる刺激」。生体に何らかの歪みを与えるすべての刺激がストレスになります。

 今回は、より具体的に心の充電池のエネルギーをキープする方法についてお話していきましょう。

 心の充電池のエネルギーレベルをキープしていくためには、ストレスという心のエネルギー泥棒の全貌を把握しておくことが大切です。敵の全貌を具体的に知らなければ、防御策も考えられませんよね。

 そのようなストレスの実態や、自分のストレスサインを見つける方法について、今回解説していきます。ここで紹介するチェックシートは、セルフケアはもちろん、職場のメンタルヘルス対策にも活用していただけます。ぜひ、参考にしてください。

意外なストレスとなり得る日常の刺激とは?

 まずは、以下の「セルフチェックシート1」を使って、具体的に「どういう出来事がストレスを引き起こす刺激となる危険があるのか」を詳しく知ってください。

 そして、あなたがこれらの出来事をこの1年以内に経験したかどうかを考えて、経験のある項目にチェックを入れてみましょう。(1年以上前のことでも、今だに心身に大きく影響していることがあれば、それもチェックしてください。)

セルフチェックシート1:ストレスとなり得る日常の刺激
ストレスとなり得る日常の刺激 この1年での
経験の有無
1. 家族、友人、職場などのあらゆる人間関係でのトラブル。
仕事上、勉学上などの悩み、試験などのプレッシャー。
違法行為や罰則を受けるなどの、社会トラブルや犯罪
2. 家族、親族、親しい友人、同僚などの親しい人との死別
3. 自分自身や家族が病気や怪我になり、健康上での変化があった
4. 自分自身や配偶者が、転職、解雇、失業、退職などを経験した
5. 借金した。収入の顕著な減少があった。逆に大きな増収があった
6. 結婚した。または、逆に離婚した。恋人ができた、別れた
7. 配偶者や子供と別居した。逆に家族が増えた(両親、嫁との同居、子供の誕生など)
8. 職場での地位や環境、仕事内容が変化した(降格、異動の他に、昇進などの一見喜ばしい変化も入る。または、仕事の量や質の変化、新しい仕事や企画を任されたなども該当する)
9. 自分または子供の転校、入学(入塾)、卒業、受験など教育関連・習い事関連の変化
10. 引越し、家の新築や改装、災害などによる環境変化など、日常の生活環境の変化があった
11. 睡眠や食事に関係する変化、禁煙やダイエットをスタートさせた。睡眠時間や時間帯が大きく変化した
12. 趣味や娯楽の変化、隣人や友人を含めた交際相手の変化など、日常生活の習慣の変化があった
13. 妊娠・出産した。子育て中である
14. 1カ月以上の長期休暇、または長期出張を体験した
15. 仕事、学業、スポーツなどでの大きな成功、賞賛。または逆に、失敗や叱責(試験に落ちる、試合に負けるなど)

   結果はいかがでしたか?

 セルフチェックシート1にたくさんチェックが入った人ほど、自分では気づかないうちにストレスをためている恐れがあります。チェックの数は、この1年間に自分の身に起きた変化の数を示しています。変化が重なった時は、「自分は今、心のエネルギーレベルが非常に下がりやすい状況にいる」ということをしっかり自覚しましょう。

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