「はぁ…こんな給料じゃやってられないっての。お前はいいよな高給取りで」「俺はそこそこもらってるけど、その代わり心が壊れそうだよ…」――。こんな会話を居酒屋でよく耳にする。ビジネスパーソンの愚痴といえば、ダメ上司への文句、過酷な労働環境に対する不満、労働対価に見合わない給料などがある。そこで今回は、「年収」に関する意識調査を行った。
まず最初は、ずばり自分の年収に対して満足しているかどうかを聞いた。

「満足」と答えた人は26%、「不満」と答えた人は74%となった。4人に3人は「不満」という結果だ。飲み会で自然と薄給に対する話題が出てしまうのも仕方がない現状といえる。
この満足度を、さらに現在もらっている年収別、年齢別、性別で詳しく見てみる。

年収別では、年収が1000万以上にならないと「満足」が過半数を超えないという、ある意味で「ぜいたく」とも考えられる結果となった。一般的に満足できる額だろうという年収をもらっていても「不満」と答える人は、仕事の対価としては妥当だと考えていても、「同業他社に比べて低い」「同年齢の人の年収に比べて低い」という理由で不満を募らせているケースが多い。
また、他人との比較で満足していても、「激務なのでもっと高い年収をもらっていいはず」と不満を持つ人もいる。結局、年収に関しては、いくらもらっても「不満」と考える人が多いことに変わりはないようだ。

年齢別での満足度では、「満足」が過半数を超える年代は1つもなかった。その中でも最も「不満」の割合が多かったのは、「50〜54歳」の人たちだ。この年代は、出世コースに乗った人と一線を外れた人の年収格差が大きい。それが強い「不満」に結びついている理由の1つと考えられる。なお、55歳以上になると定年が間近になって競争心が減るためか、「不満」の割合はぐっと減る。
なお、「25〜29歳」の層も不満率が高い。仕事に対してモチベーションが高く、まだ発展途上の若手は、「自分はさらに高みを目指す」と今の年収に満足しない傾向がある。一方で、いいように上司にこき使われて「これだけ働いているのに、働かない上司より給料が低いのは納得できない」と文句をいう若手もいる。

性別での満足度は、結果を見る限り全く差がなかった。けれども女性の場合、「同じような仕事をしているのに総合職か一般職かで大きく差がつく」というように、職域で給料が大きく違うことに不満を持つ人が多かった。






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