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1-Day MBA アソシエ編ビジネス

「戦略」とは何だろう?(1/2ページ)

【2時間目】戦略(第1回)

2008.08.01

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受講生 「戦略」という言葉を聞くと、つい戦争をイメージしてしまうのですが、そもそも企業における戦略って何ですか?

講師 その直感は間違っていませんよ。戦略は、もともと軍事用語で、「大局的にモノゴトを捉えて敵を打ち負かす方法」という意味を持っていますから。しかし、普段の仕事では戦略という言葉は聞き慣れないですよね。戦略を企業経営に置き換えて考えたら、どのようになると思いますか?

受講生 うーん、大局的に…。つまり企業全体をよく見て、競合と戦うことですか?

講師 そうですね。企業経営において競合を意識することも大切です。ですが、ここではさらに幅広くとらえて、「会社の進むべき道を明確にしたうえで何をするのかを考えること」だと理解しましょう。別の言い方をすれば、「長期的な視点で企業活動全体の方向づけをすること」ですね。

戦略を考えるうえで大切な3つの考え方

 戦略を考えるうえで、次の3つの考え方がとても大切になります。(1)結論から考える、(2)全体から考える、(3)しない事を決める--です。まず、それぞれの概念について説明しましょう。実際にどのように使うかは次号以降、順次説明していきます。

(1)結論から考える
 「戦略」=「長期的な視点で企業活動全体の方向づけをすること」と説明しましたね。ここでいう結論は、最終的なゴール・イメージ(Where)です。中期経営計画という言葉を聞いたことがあるでしょう。計画の期間が3年間だとすると、3年後に会社がどのような姿になっていたら計画を達成できたと考えるか?これがゴール・イメージです。

 次にすることは、現状(Now)を正しく認識することです。ゴール・イメージと現状が正しく認識できれば、その間のギャップが分かります。このギャップを認識できて初めて、どのようにギャップを埋めていくのか(How)?つまり、戦略を立てることができるのです。

(2)全体から考える
これはまさに、「企業活動全体」を考える時の発想です。鳥が空から地上を見渡すように全体を意識することがポイントです。そして、モノゴトを立体的に捉えて上から見るだけではなく、横から、斜めからと、様々な角度で分析することで企業活動全体を考えられるようになります。

(3)しない事を決める
戦略といったら、あれもこれもと考えがちですが、「しない事を明確にすること」こそ、モノゴトの方向性を決める上でとても重要です。人材や金、時間、情報などの企業の経営資源は限られています。効果を最大に発揮するためには、それらの経営資源を集中することが大切です。つまり、「する事」と「しない事」を明らかにするのです。これが戦略を考えるうえでの3つ目のポイントです。

受講生 なるほど。長期的な視点で企業活動全体の方向づけをすることが戦略で、そのために3つの考え方を基本にあれこれ考えるのですね。

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