外食、介護、農業、教育など様々な分野で事業を展開するワタミグループを率いる渡邉美樹社長。会議、社員研修、店舗視察、IR(投資家向け広報)など押し寄せる仕事をどのようにやり遂げているのか。その仕事ぶりを動画を交えて紹介する。
午前6時。渡邉社長は迎えの車に乗り込む。そして、すぐさま新聞を広げ、記事に目を落とす。分刻みのスケジュールの中、渡邉社長はいったいいつ情報を集めているのか。そんな疑問に対する答えが、朝の通勤時間にあった。会社までは15分。この限られた時間の中で1紙を読み終える。
情報収集の中心は、新聞や雑誌などの紙媒体。まず、起床してから家を発つまでの間に日経を読み終える。そして、車中では朝日新聞を読む。ともに15分以上はかけない。「速読術を学んだのですか」と尋ねると、「限られた時間しかないから自然に速読になっちゃったんだよ」との回答。
記事を1つひとつ、入念に読み込む時間はない。短時間で1紙を読破する秘訣は、速読ならぬ“すっ飛ばし読み”にある。頭の中にあるキーワードを紙面で探して、引っかからない記事は読み飛ばす。今なら例えば、環境や食糧問題、教育、景気動向、サブプライム問題などが琴線に触れるキーワードだ。
「紙面全体で精読する割合は1割くらい」(渡邉社長)にすっ飛ばす。記事すべてに目を通すビジネスパーソンは、「情報通」だろう。だが、限られた時間の中では、「読まない技術」がそれ以上に重要なのだ。
渡邉社長の雑誌の読み方はもっと大胆だ。社長室の机に平積みされた経済誌各誌の目次を見て、興味をひくキーワードがなければ、それで終わり。本文のページをめくることはない。
この日は、B-Rサーティワンアイスクリームの記事に少し目を留め読み進めたが、それでも、わずか数十秒で閉じてしまった。とりわけ気になるニュースがあれば、ネットで調べることもある。新聞各社のウェブサイトに加え、世の中の流行りを知るためにYahoo!ニュースをチラッと覗き見してみたりもする。ただ、それも1〜2分で済ます。どうやら、すっ飛ばし読みはあらゆる媒体に応用できる時短の情報収集術らしい。
(映像制作:fabrica[ *] )















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