ある日、社内会議が終わり席に戻って話をしていると、「あっ、メール出しておきました」と新人に声をかけられました。
どうしてメールなの?
「サンキュー。見とくね」と返事をしてメールをチェックすると、確かに重要なメールが届いています。内容は、「クライアントから、12時までに折り返しの電話がほしいという連絡がありました」というものです。
「このメール、一番重要なのは指定された時間だよね! 」と思いながら時計を見ると、既に14時です。さあ大変。慌ててクライアントに連絡。まずは謝ることから始まります。事なきを得たのですが、先方の反応は「今頃か」という様子でした。

あっ、メール出しておきました(イラスト:千野エー)
このような話は、メールを多用してきたゆとり世代の新人には頻発することだと思います。折り返しの時間を指定されている連絡事項でさえも、いつ確認するか分からないメールで済ましてしまうことがあります。十分な配慮が必要な内容についても気軽にポンと送る傾向があるのです。
「どうしてメールなの? この時間までに折り返してという連絡事項なのに。その時間までにメールを見ないこともあり得るでしょう」
「いや、席にいらっしゃらなかったので」
「すぐ対応しなくちゃならない内容をメールでもらっても、対応できないでしょう」
「でも、メールなら必ず届くし確認すると思って」
「……」
先日、ゆとり世代の新人たちに「どうして電話ではなく携帯メールを使うのか?」とメールを多用する理由を聞いてみました。すると「電話と違って、相手の都合に関係なく自分が伝えたいことは送っておけるから、楽なんですよ」という答えが返ってきました。
メールにそぐわない内容であったり、受け取った相手がどんな気持ちになるか気にならないのかという質問には、「いえ、気にならないですね」と発信後の相手の反応にはあまり興味を示しませんでした。






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