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アクティブ思考法ビジネス

<第3回>人に教えることで自分も成長する「Lite」(1/2ページ)

2008.04.01

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話すことで理解が深まる

 意図的変化を起こそうとする時に、何より効果を発揮してくれるのが「人」です。なぜ人は印象を生み出す変化要因として良いのか? それは、他人はどう動くか予測できないからです。ここでは人を使って学習効果を上げる「Lite」を紹介します。

 LiteはLearning in teachingの略です。人に教えることで学ぶという意味ですね。学んだことを他人に説明すると、自分が思いもしなかった質問が返ってきたり、反論されたり、「どうしてここが」というようなことが理解してもらえなかったりと、予期せぬことが次々に起こります。そうした予想外の反応すなわち変化を通じて、学んだことへの印象が深まり自分の理解の足りない部分に気づくようになります。これが学習効果を格段に高めてくれるのです。

 さあ、ここで課題を出しましょう。前回までの内容を家族や友人、同僚など身近な人に話してみてください。恥ずかしがらずにぜひ実践してください。内容のかなり多くを忘れてしまっているはずです。「回数」「印象」「意図的変化」といったキーワードは思い出せても、それをつなぐロジックが出てこないという人もいるはずです。

 そうなんです。一度聞いたり読んだりしただけの内容は、それほどあやふやにしか頭の中に入っていないのです。そこでLiteの出番です。何かを学んだら必ず誰かに話をする。そして1人に話して理解できない部分を見つけたら、そこをもう一度学び、次は相手を代えて別の人に話をします。これを続けていくと、どんどんと理解が深まっていくことが実感できます。

 そもそも、私たちは何のために学ぶのでしょう。それは、学んだことを仕事や生活に役立てる(アウトプットする)ためですよね。学んだことを実践し、うまくいかない部分を学び直して、また実践する。そのサイクルの中で、私たちは自らを成長させていきます。Liteはまさにこうした能動的な学習姿勢そのものを指すのです。

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羽根拓也氏
羽根拓也氏
アクティブラーニング社長
Takuya Hane
1966年生まれ。日本で塾や予備校の講師を務めた後、91年に渡米。ハーバード大学などで語学講師として活躍し、94年に同大から優秀指導賞を受賞。帰国後、97年にアクティブラーニングを設立。社長を務める。 http://www.als.co.jp/
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(next:Liteで生まれる4つの効果)

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