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知的生産を高める「見える化」ビジネス

<第2回>魚の図が解決してくれる!

2008.04.01

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因果関係を可視化するフィッシュボーン(魚の骨)

 トラブルや解決すべき課題があった時、ただ漫然と頭の中で考えていても答えは見えてこない。因果関係を可視化し、起きた結果や課題の要因を突き詰めて考える。そんな思考を強くサポートするのがフィッシュボーン(魚の骨)・ダイヤグラムだ。

 フィッシュボーン図は別名、特性要因図とも呼ばれ、従来は工場の品質管理を分析する定番ツールとして使われていた。最近では米ゼネラル・エレクトリックなど数多くの大企業が導入する経営改革手法「シックスシグマ」内の分析ツールとしてもよく使われるようになった。実際、社内でシックスシグマを導入した際の責任者を務めたミツエーリンクス取締役の山下徹治氏さんも「『ロジックツリー』や『MECE』などといった他の思考ツールと比べても、因果関係が直感的に把握できるので使いやすい」と言う。

フィッシュボーン図の書き方
 フィッシュボーン図の書き方は簡単だ。下図にあるように、まずは魚の頭の部分に問題となっている状況や解決したい課題を書き(STEP1)、大きな背骨を1本引く(STEP2)。次に、大きな要因を3~6個考え、それらを「大骨」の先端に書く(STEP3)。さらに大骨の要因を考えて、それを「小骨」に書く(STEP4)。最後にそれぞれの小骨に対して原因や解決策を考えて書き込んでいくだけだ(STEP5)。「大骨が出ない場合は4Pや3Cなどといった既存のフレームワークを使ってもいいし、それは後回しにしてまずは分かる小骨から先に書いていってもいい」と山下さん。要は、あまり杓子定規に書く必要はないということだ。フィッシュボーンを書く癖をつけると、トヨタ自動車で有名な「カイゼン」のように「なぜ?なぜ?」と深く掘り下げて思考することができるようになる。

フィッシュボーン図

【フィッシュボーンの書き方】
STEP1 魚の頭の部分に問題となっている状況や解決したい課題を書く
STEP2 大きな背骨を1本引く
STEP3 大きな要因を3~6個考えて、それらを「大骨」の先端に書く
STEP4 大骨の要因を考えて、それを「小骨」に書く
STEP5 最後にそれぞれの小骨に対して原因や解決策を考えて書く

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山下徹治氏
山下徹治氏
ミツエーリンクス取締役
Tetsuji Yamashita
1971年生まれ。早稲田大学中退。99年に企業向けウェブシステム構築を手がけるミツエーリンクスに入社。2002年に取締役就任。
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※この記事は、日経ビジネスAssocie2006年3月21日号に掲載した記事を基に再編集したものです。

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