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モノと道具を再構築する

2015.03.25

小さな企業は無限の可能性を秘めて進む

小さな組織では何が経営課題か?

~「経営とITに関する調査」から~

小さな組織 IT 成長戦略

2014年12月、本サイトの想定読者層にあたる企業、特に従業員100人未満の企業の経営者を対象に、「経営とITに関する調査」を実施した。回答数は300件。調査の目的は、経営者の自社企業に対する「経営課題とその重要性と対応」、および「経営を支えるためのIT基盤」と「経営に活かすためのITの活用実態と方向性」を分析すること。このコラムでは、その調査結果に基づき、「企業を継続するためには、儲けるためには経営者として“何をどう考えるべき”か?」、そして「ITを経営に活かすためにどうすべきか?」について分析していく。

機動力を発揮できるのは小さな企業・組織の最大の強み

調査結果から、以下のような企業ペルソナが想定される。

中小企業の経営者像

・経営者は創業社長であり、年齢は50代以上。売り上げは横ばいか、若干伸びてはいるが、新規事業投資や海外展開などは現状あまり積極的ではなく、既存の事業を中心に展開中。

・今後の会社後継者は今のところ考えていない。しかし、何よりも企業としての継続や存続を大事と考えており、社会からは「信頼のある会社と思われたい」と考えている。

ITについての認識

・経営者が自らIT関連の担当となっており、IT関連での主な相談先は友人や企業の取引関係の知人から。

・パソコンなどを用いた業務システムでの活用は行っているが、主に会計処理などの基幹業務が中心。

・会社のWebサイトは持っているが、あまり売り上げに結び付くような活用ができていないことから、今後のテコ入れが大事と考えている。

・クラウドサービスやスマートデバイスを使った会社での活用は、まだまだ様子見の状態。経営に役立つITやクラウドの活用とはいっても経営者自らが担当しているため、導入を検討しようにも友人知人が頼り。しかし、彼らも同様に成功体験があまりなく、有効な活用事例も少ないことから、具体的な経営に役立つ使い方を検討するまでの状況には至っていない。

 

良く言えば、社長次第で大きく会社を動かすことができる。いわゆる機動力を発揮して、速やかにアクションを起こせる強みがある。別な言い方をすれば、前に進むためのエンジン(社長・影響を与える外部の人・リソース)が限定され、うまくハマって成功するか否かの振れ幅も大きい。

つまり、成功するかどうかのリスク幅が大きいというのが特徴だ。ただし経営者の多くが50代以上で、会社の継承者も決まっていないことが多いため、次世代につなぐ方法と経営者の思いが重要になってくる。そのため、世代継承問題が重要と言えるだろう。

今後、このコラムでは企業規模が小さいことを前提に、経営を継続して儲けを得る方法や展開について有意義な提言をすることを狙う。今回の調査対象企業の売上実績を見ると、7割以上が前年並みか売上を伸ばしている。小さくても安定した企業経営を行うためのヒントや要因等を、この調査結果から導き出すことができるはずだ。

「中小企業及び小規模企業 経営とITに関する調査」概要(PDFダウンロード
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脚光を浴びている「地域創生」というキーワードも実は新しくて古い根源的なテーマだ。そして2014年は何回目かの地方の再生・創生が脚光を浴びている時期となっている。

プロフィール

小さな組織では何が経営課題か?

小さな組織の未来学では2014年12月、想定読者層にあたる企業、特に従業員100人未満の企業の経営者を対象に「経営に活かすITの活用実態に関する調査」を実施しました。ここでは、その調査結果を紹介し分析していきます。調査を行ったのは株式会社ノークリサーチ。