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医療法人社団榎会榎本クリニック院長 深間内文彦氏
高齢・障害・求職者雇用支援機構 東京障害者職業センター リワークカウンセラー 宮下薫氏
メディカルケア虎ノ門事務長・デイケア所長 メンタルヘルス・リサーチ&コンサルティング社長 福島南氏

次に、医療機関におけるリワーク・プログラムについて、医療法人社団榎会榎本クリニック院長の深間内文彦氏が講演した。プログラムの中で特徴的なものとして、本人の興味や関心に応じて選択できる芸術行動療法を紹介し、「さまざまな芸術活動を通して行動を変えていく集団療法であり、専門的な種目では外部から講師を招き、本格的なプログラムを提供している」と述べた。加えて、「プログラムを体験することで生活のリズムが整う、共通の悩みを持つ仲間ができる、具体的な復職準備ができる、専門知識を持ったスタッフに相談できるというメリットがある。数分で終わる外来診療と比べても、数時間単位のリワーク・プログラムは多面的にサポートでき、こうした支援が再発防止に繋がる」と強調した。

障害者職業センターにおけるリワーク支援について講演したのは、高齢・障害・求職者雇用支援機構 東京障害者職業センター リワークカウンセラーの宮下薫氏。同センターのリワーク支援の特徴として、「1つは休職者と企業双方に提供していること。2つ目は休職者、企業、主治医の三者をコーディネイトすること。3つ目に複数の施設をまたいで利用できること」と説明した。そして、リワーク支援を効果のあるものとするために、「症状が安定している状態で利用することが重要である。また、3回目以降の休職は復職の可能性をせばめるため、的確な医学的診断、受講の目標、効果的なプログラム、通所による安定生活が連続して成立していることが復職に繋がる」と述べた。

続いて、メディカルケア虎ノ門事務長・デイケア所長であり、メンタルヘルス・リサーチ&コンサルティング社長の福島南氏が講演した。他EAPとの違いを「メンタルヘルスに特化し、予防から事後対応まで一貫したプログラムを提供している。精神科医をはじめ、全スタッフが専門知識を有し、かつ企業経験者であり、外部機関に頼らない直接対応を行なっている。また、他社の多くがカウンセリングベースであるのに対し、自社でプログラムを有している」と紹介。さらに、「個別にカスタマイズしたプログラムを提供し、データと精神科医による客観的な復職判断を提示して就業可否を判断」することで、利用者の92%が復職を果たしたという。こうした対応により、本人の業務遂行能力を確認してから復職後の業務や配置を考慮できると締めくくった。