トップページリワーク医療機関に聞く環境を変える入院治療で人生を「Re-Design」。復職支援までトータル・サポート 第1回
Good Doctor NET AGING Web 宇治おうばく病院 うつ病~こころとからだ 話してみよう うつの痛み うつ病・認知症コンソーシアム 冊子バナー 特別協賛:シオノギ製薬 ココ朗くん

環境を変える入院治療で人生を「Re-Design」。復職支援までトータル・サポート 第1回

2013.05.28   宇治おうばく病院理事長・病院長 三木秀樹氏、宇治おうばく病院看護師 中村 翼氏

三木秀樹氏
宇治おうばく病院理事長・病院長
三木秀樹 氏
1983 年 金沢大学医学部卒業後、京都府立医科大学付属病院 精神医学教室にて研修。1985年 宇治おうばく病院就職。2005年宇治おうばく病院院長、2009 年より現職
[公 職]
京都府医師会理事(産業保健・精神保健担当)、京都精神科医会会長 京都精神病院、協会理事 京都精神保健福祉協会理事
中村 翼 氏
宇治おうばく病院看護師
中村 翼 氏
2002年 京都府立医科大学医療技術短期大学部看護科卒業。同年、宇治おうばく病院に就職し、精神科亜急性期病棟(男性の閉鎖病棟)勤務。2005年 ストレスケア&回復期病棟(開放病棟)に異動。看護研究で、うつ病患者を対象としたクリニカルパスの作成に関わり、2008年に正式導入。2008年 内科一般病棟に異動

多職種の専門家チームによる治療やリハビリメニューを幅広く揃えているほか、リワーク・プログラムも提供するなど一貫したケアが強みの宇治おうばく病院。2回連載の1回目は、メンタルヘルス入院を始めた経緯から、同院が導入している治療プログラム、クリニカルパスの詳細について、理事長・病院長の三木秀樹氏と看護師の中村翼氏に話を聞いた。
(構成:21世紀医療フォーラム取材班 但本結子 文責:日経BP社 21世紀医療フォーラム事務局 エグゼクティブ・プロデューサー 阪田英也)

精神医療の変化に対応。機能別病棟を整備し、外来サポートシステムを構築

2000年初頭から同院は、新田辺診療所や訪問看護ステーションの開設など、病院本体の整備事業に積極的に乗り出していた。時期としては、精神疾患の増加と多様化により、精神医療のあり方が大きく変わろうとしている頃である。

現在の病院規模は、精神科7病棟412床、内科3病棟160床、合計572床。もともと、700床あったところを、2006年にダウンサイジングし、機能分化を図った。その意図を理事長・病院長の三木氏は、次のように語る。

「ダウンサイジングした代わりに医師数を増やしました。現在は精神科医18名、内科医6名、非常勤を含めると精神科医は全部で23名、指定医は常勤で13名です。精神科は機能別で急性期しかなく、慢性期は在宅や地域で診るしかないため、今後は病床が減る見通しでした。そこで機能別病棟の整備と、それに伴う外来サポートシステムの構築が必要でした」。