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やさしい心理学から学ぶストレスマネジメント実践法|自己嫌悪に陥った時の対処法

2011.04.05   2011.04.05 医学博士・心理カウンセラー/株式会社 エム・エイチ・アイ代表 水木さとみ

仕事の中で降りかかる様々な出来事から自己嫌悪に陥ることはありませんか?

実はこの“自己嫌悪”には成長するための力があると言われています。心の状態を知り、その状態に合わせたコントロール法はストレスマネジメントに有効であるばかりではなく、能力を上手に発揮していくことにも効果的です。

ここでは、その具体的な方法をご紹介することにしましょう。

自己嫌悪のパターンを知る

そもそも自己嫌悪には2種類パターンの感情が存在します。

(1)自分に対して“怒り”をもつパターン
 「全く、俺は何をやっているんだろう!こんな自分が情けない!」
 「いや、自分はこんなはずではない!もっとできるはずなんだ!悔しい!」…

 これは、自分に対して腹立たしさを向ける感情です。

(2)“悲観的”になるパターン
 「自分はどうせ、何をしてもダメな人間なんだ…」
 「自分は、期待もされない価値のない人間なんだ…」
 「どうせこの先、何をやってもうまくいくはずがないんだ…」…

 こちらは、絶望的になり落ち込む感情です。

自己嫌悪は人間力を高める源

前者(1)のパターンは、自分に向けて怒りを感じています。しかし、その怒りにはエネルギーが存在し、このエネルギーこそが新たな自分をつくり出す原動力になっています。

そもそも「怒り」という感情は、期待していたことが、思い通りにいかなくなってしまったり、叶わなくなってしまいそうな時に生じる気持ちでもあります。自分に対しての腹立たしさとは、言いかえれば、信じていた自分への理想や可能性が破れる時、否定的になりそうな時に、自分に向けて生じる感情でもあるのです。

そこには「こんなはずではない」→「自分はできるはずだ」→「自分には可能性がある」→「このままで終わらせたくない」→「何とかするぞ」→「再度、チャレンジだ!」と前進することに意識が高まります。

このような心の状態の時には、冷静かつ客観的に自己分析をすることをお勧めします。

「何故、そのようになってしまったのか?」
「この経験を通して、気づいたことは何か?」
「この経験を通して、学んだことはどのようなことだったのか?」
「今後、そうならないために、自分はどのように行動したら良いのだろうか?」

生じた問題にしっかり向き合い、冷静に事実を直視し、客観的に考えていくことで、気づかなかったことに気づき、見えなかったことが見え、新たな可能性が見出されます。