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ストレスはどこから来るの?

Good Doctor NET 2009. 8. 14 掲載記事より

2009.08.14   大西秀樹

 今日もお仕事ご苦労様です。

 連日、多くのストレスにさらされている皆様方ですが、ストレスにはどのようなものがあるのでしょうか。

 まずは仕事。膨大な仕事量、書類の山、連日の深夜残業、上司の無理な要求、会議でしかられる・・・。会社勤めをしているとこのようなことは日常的におきているのではないでしょうか。仕事以外でのストレスもあります。親の具合が悪くなり誰かが介護しなければならない場合、自分自身が病気になり休職を余儀なくされたときも将来の不安などから、ストレスが生じます。

 このように、多くのストレスは外部から自分に何らかの負担になることが生じたときに起こるのですが、そうでない場合もあります。

 たとえば、退職。仕事の重圧から解放され、「さあ、これからは趣味と旅行!」と優雅な老後を夢見て第2の人生に入るのですが、実際辞めてみると、何もすることがなく、実は会社が自分の人生そのもので、退職という形で仕事、地位、および毎月の給料を失ったことが大きなストレスになる場合もあります。

 昇進がストレスになることもあります。昇進そのものは努力が認められた結果で喜ばしいことですが、昇進により責任が増大し、上司と部下からの圧力も大きくなり、昇進の喜びどころか「こんなであれば昇進しなければよかった」などと言う訴えを聞くこともまれではありません。

 では、次のような場合はいかがでしょうか。

 同じように仕事をしていても、“今日の仕事は終えた”と考え、さっと仕事を切り上げて帰る人がいます。かと思えば連日夜遅くまで自分に仕事を課し、深夜まで会社に残り、疲れきっている人もいます。丁寧に仕事をすることは大切ですが、「仕事をしなければならない」と自分の心の中で決めているのは深夜残業が義務となりストレスの原因になります。

 また、きちんとやった仕事の内容で上司から文句を言われたとき、「上司はああ言うが、正しく仕事をした結果なので仕方がない。いつもの事。」と考える人と、「どうしよう。また言われてしまった。もう駄目かもしれない。」と考える人もいます。この場合、後者でストレスが大きくなるのは明らかでしょう。

 今、ここに挙げた例は、ストレスというものは、その出来事の解釈の仕方で変化することを示しています。ストレスは私たちの内側から生じていることもあるのです。「内なるストレス」ですね。

 これを覚えておくことは大切です。

 外から受けるストレスは、ストレスの元となるものを減らす以外には対応がないことが多いのですが、「内なるストレス」は、ストレスは私たちの習慣、考え方などを変えていくことで軽くすることもできます。この考え方は治療にも応用がきく大切な考え方の1つです(この考え方と治療に関しては、後日お話したいと思います)。

 ご自分の身の回りをもう一度確認しましょう。
 軽くできるストレスはありませんか。
 私も探さないと・・・。